「うなぎと梅干しはNG」説を検証 相性抜群な”激ウマレシピ”があった…
古くから相性が悪いと言われているうなぎと梅干し。しかし、実際に食べてみるとその説は覆されて…。
■「あっさりしたひつまぶし」
出来上がった「うなぎ梅まぜご飯」を食べてみる。…お、これはウマいぞ。脂がのったうなぎと程よい梅の塩気がよく合う。ネックだった強烈な酸味は蒸らしたことでかなり軽減された。
「あっさりしたひつまぶし」という感じで非常に食べやすい。締めでほんだしを少し入れてお湯を注ぎ、お茶漬けにするとよりサラサラ食べられる。これは成功と言えるだろう。
最後は、タレはかけず細かく刻んだうなぎと梅干し2個、ねぎ、卵、ご飯を炒めてチャーハンを作ることにした。
作り方は溶き卵をフライパンで熱して、ご飯を入れてある程度火を通す。そこに、ねぎ、うなぎ、梅干しを入れて炒める。
味付けは塩、コショウを少々。梅干しの塩気を生かすため、塩は軽く整える程度にする。最後にごま油で香りづけして完成だ。
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■至高の「うなぎチャーハン」
人生初「うなぎチャーハン」をひと口食べて驚いた。ふわふわのうなぎとシャキッとしたねぎ、そこに梅干しの絶妙な塩気が合わさって最高だ…。
しっかり炒めたのと卵によってマイルドになったのか、梅干しの酸味はほとんど感じない。脂がのったうなぎも肉の代わりとして申し分ない。むしろ、変にギトギトしておらず食べやすい。うなぎ独特の食感が苦手な人もいるが、これなら気にならないのではないか。
今回の検証の結果、何も手を加えずにうなぎと梅干しを食べると互いの良さを打ち消してしまうことが分かった。だが、少し調理すれば相性抜群な料理がいくらでもあると感じた。
ちなみに、記者はこの検証でうなぎ1枚、梅干し3個を同時に食したが、4日経っても体調が悪くなることはなかった。むしろ、疲れが取れていつもより元気になった印象だ。
二度目の土用の丑の日は、明日8月4日だ。作り方次第でいくらでもおいしくなるうなぎと梅干しの組み合わせにトライしてみてもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)