ウガンダ政府がLGBT権利団体に活動停止命令 批判とともに賛否両論も

人々から寄せられたコメントが、アフリカの性的少数者の生きづらさを物語っている。

2022/08/11 19:00


■「名前が適切でない」と政府は主張

ウガンダ政府は処分について、「スマッグが当局に活動登録を届け出していないことが原因だ」と説明した。

これを受けて、スマッグの代表者は「活動登録を政府に提出しようとしたら、名前が適切でないとして届け出を退けられた」と反論。さらに「ウガンダ政府は、LGBTの人々が憎まれるように仕立て上げ、政治的支持を獲得しようとしている」と主張した。


関連記事:プーチン大統領に「ウクライナから手を引け」 ロシアの芸術家ら2万人が署名

■「強く非難」と「よくやった」の声

この報道に多くの国際的な機関や人々が反応し、「ウガンダ政府の行いを強く非難する」「スマッグの活動停止は、ウガンダ市民に対する不当な攻撃だ」「ウガンダ政府は、LGBTの人権も平等に尊重する必要がある」と、政府に対して厳しく批判する声を寄せた。

一方で、アフリカの人々からは「アフリカの人々に、欧米の奇妙な文化の受け入れを強いるな」「アフリカの国全部で、こういう団体の活動を禁止にしよう」といったコメントが寄せられ、アフリカでLGBTの団体が活動することがいかに難しいか物語っているようだ。

ウガンダ含むアフリカの国々が、LGBTコミュニティに対して今後どのように振る舞うのか、世界中が注目している。

・合わせて読みたい→80代の元牧師がゲイポルノ業界で活躍 「性交は自然なこと」と胸中告白

(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

マンガでわかるLGBTQ+【Amazonでチェック】

アフリカ話題LGBTウガンダ翻訳記事
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング