『ロッキン』中止で桑田佳祐本人が最も悔しい理由 なおも絶えない人気を考察
過去の「ロッキン」出演の消化不良からのリベンジ予定も…。桑田佳祐の進化はとどまるところを知らない。
■18年のサザンでのリベンジ
それを特に感じたのは、じつは桑田自身であり、翌年の18年、サザンオールスターズ40周年には、サザンとして全力でフェス参加者を楽しませるパフォーマンスを行った。05年出演時と比べても出し惜しみのないセトリ。
桑田自身、直後の自身の冠ラジオ番組『やさしい夜遊び』(TOKYO FM系)で、「ロッキン」のロックからエンタメへの変化などについて触れ、17年の消化不良を反省し、いわば、“TOP OF THE POPS”としてのサザンのパフォーマンスをぶつける意気込みを語ったのだった。
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■進化するサザン
当然のごとく、サザンの挑戦は大成功し、大絶賛されたが、そもそも近年の桑田の進化も凄まじいものと思われる。
近年のシングルである『闘う戦士たちへ愛を込めて』、『壮年JUMP』、『東京VICTORY』は、渋さとポップさを兼ね備えた作品であり、往年の名曲以外でもフェス参加者を沸かせることにすら成功したといえるだろう。