滑走路用走行車の運転手が居眠り運転 あやうく接触事故を起こす事態
滑走路を運転中の運転手が居眠り運転をし、航空機の前輪に接触しかける事件が起こった。
■以前にもあった居眠り運転事故
このような事故は、今回が初めてではない。2015年、コルカタのネタジ・スバシュ・チャンドラ・ボース国際空港にて、ジェット・エアウェイズ社のバスが、駐機していたエア・インディア社の航空機に衝突する事故があった。
運転手は居眠り運転をしながら、ジェット・エアウェイスの乗務員2人を航空機まで送っていた。この事故で負傷者は出なかったが、航空機の翼、エンジン、着陸装置が大きく損傷した。
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■事故が絶えないインドの航空会社
新型コロナウイルスの感染者数が減少し、インドの多くの航空会社は運行を再開したが、最近は小さな事故が目立つ。
滑走路に鳥が侵入してしまい、エンジンに巻き込まれる事件や、航空機の車輪が滑走路からはみ出してしまい、土に挟まり動けなくなる事件など、管理不足や不注意の事故が相次いでいるのだ。また、多くの航空会社のサービスも低下しており、搭乗者からのクレームも多く上がっている。
新型コロナウイルスの影響により、航空会社は経費削減のために多くの従業員をリストラした。急な仕事量の増加により、多くの従業員は寝不足や疲労を抱えている可能性が高い。大きな事故を起こさないためにも、航空会社の安全管理は必要であると言われている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)