ヤギとヒツジの群れが山火事から人々を救う 草を食べて「救世主」になるか
動物たちによる消防隊が世界で活躍中。旺盛な食欲で、人知れず山火事を原因ごと消化?
■機械よりも低コスト
動物を使った山火事対策のメリットはそれだけではない。人や機械を使って草木を伐採するよりも、遥かに低コストで済むことも挙げられている。
スペインのアンダルシア地域では羊飼いを雇い、草に覆われた平原を巡回させた。その結果、対策にかかる費用が約75%も減少したというデータもあるようだ。
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■今後出番は増えるかも…
放牧の試験運用が行われたバルセロナでは、動物たちをひと目見たいというブームが起こり、地域経済にもプラスの影響があったという。
近年世界中で異常気象による大規模な山火事が発生しているため、動物たちの消防団が活躍する機会は、今後もますます増えていくかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)