紙袋有料化に「便乗するな」怒りの声が続出 実施するメリットを環境省に”直撃”
紙袋が有料化するところが増えているが、「もはや金儲けにしか感じない」という厳しい声もあがっていて…。
■環境省に問い合わせると…
ただ、「紙袋を減らすことで環境にどんなメリットがあるの?」と思ってしまう人もいるはず。そこで、ここ最近の紙袋削減によって環境にどんな効果があるのか環境省に問い合わせた。
「もともと容器包装リサイクル法はプラスチックだから減らして、紙だから減らさなくていいというものではありません。この法律は家庭ごみに占める割合が大きく、最終処分場の逼迫やゴミの処分地が不足しているため生まれた法律です。ゴミの種類は問わず、ゴミを削減して最終処分場を延命させるという目的は同じです」(環境省)。
プラスチックの袋・紙袋は関係なく、環境問題の観点ではどちらも削減しなければならないということだ。
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■「タイミングが問題」
前回、レジ袋が有料化して2年経った街の声を取材していた際にこんな声があった。都内に住む40代女性はこう語っていた。
「プラスチック、紙問わずごみを削減しようという考えは分からなくありません。ただ、実施するタイミングが問題だと思います。コロナやウクライナ情勢の影響で、ただでさえ色んなものが値上がりしているのに、紙袋まで有料になったらたまったものじゃありません。せめて、もう少し状況が落ち着いてから段階的にやるというのではダメなのでしょうか…」(40代女性)。
紙袋の有料化がより多くの人に受け入れられるには、もう少し時間がかかりそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)