「全国で最悪」批判殺到で… 大阪府の”コロナ療養弁当”がパワーアップしていた
苦情が殺到した大阪府のコロナ療養者への弁当。現在は驚きの「進化」を遂げていて…。
■劇的に変わったメニュー
現在のメニューはどうなっているのか。朝食がおにぎりや唐揚げ、玉子焼き、それにゼリーで、昼食はサケの塩焼きや煮物に野菜ジュース、夕食はお浸し、揚げ物、煮物などがバランス良く入っている。
改善前だと、朝はパン、昼は丼、夜は揚げ物というようにおかずが少なかった。当時と比べると、揚げ物や肉ばかりにならないよう配慮されていることがわかる。全体的に彩りも豊かで、どこかの高級料理店の仕出し弁当のようだ。前出の大阪府危機管理室災害対策課によると、最近のコロナ患者の症状に合わせたメニューを心がけているという。
「第6波以降はオミクロン株の影響により喉の痛みを訴える方が多かったため、刺激の強いメニューは控えるようホテルにお願いしています。食事メニューは選択制にしていますが、療養者によっては提供される食事がお口に合わない方やその量では足りない方もいらっしゃると思われるため、今年3月4日からフードデリバリサービス(自己負担)も開始しました」(前出・大阪府危機管理室災害対策課)。
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■「6割以上が満足」
アンケート調査も実施し、ホテル側には品質向上に向けたメニュー改善などの取り組みを促しているそうだ。ちなみに、気になるアンケート結果はというと…。
「6割以上が『満足』『やや満足』と回答しています。しかし、1割程度の方は『やや不満』『不満』と回答いただいており、様々な意見があります。分量や味付けにはそれぞれ好みがあり難しい点はありますが、その都度ホテルと相談しながら対応できる範囲で、改善を行っています」(前出・大阪府危機管理室災害対策課)。
大阪は、23日に2万2,924人のコロナ感染者が確認されるなど、依然として油断できない状況が続いている。だが、パワーアップした「療養メシ」はたくさんの人の支えになるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)