山道で撮影された「あわや大事故」の危険な映像 見通しの悪いカーブの先には…
兵庫・六甲山で撮影された「事故につながりかねない」危険な映像。見通しの悪いカーブの先に待ち構えていたのは…。
■自動車の運転手は何をしていたのか
今日の六甲山で事故りかけたこと。
車、バイクに関わらず、(事故などのや無をえない場合以外の)カーブ出口での駐停車は事故を誘発する恐れがあります。 pic.twitter.com/7jCBlwOzBG— td3 (@td3TD3Td3) August 12, 2022
今回の投稿は、わずか数日で4,000件を超えるリツイートを記録。見通しの悪いカーブで停車するという危険な運転手、何をしていたのかtd3さんに話を聞いてみると、「私の憶測になってしまいますが、反対車線に停車していた黒い自動車の方と何かやり取りをしていたようでした。その後すぐに白い自動車が発進したので、事故ではないようです」と説明してくれた。
映像が撮影された地点は、「六甲山アスレチックパークGREENIA」や「六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅」が近くにあるので、車が停車しているケースが多いのかもしれない。
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■弁護士に事故時の責任割合を聞いてみると
大きな事故にもつながりかねない今回の映像。自動車に衝突してしまった場合の責任割合はどうなるのか。
元東京地検検事で交通事故事案にも詳しいレイ法律事務所の西山晴基弁護士によれば、「駐停車車両への衝突事故は、原則、衝突した側の前方不注視の責任が重く、その過失が100%と判断され、駐停車の場所や方法に危険性がある場合には、駐停車車両にも一定の過失が認められます」と説明。
今回のような事例では、「カーブから5メートル以内の駐停車禁止場所であり、かつ、左端に寄せることなく停車している点で危険な停車方法であるとされれば、停車車両にも10~30%の過失が認められます。駐停車車両への衝突事例は少なくないですが、まず衝突した側に過失があると判断されるので、注意が必要です」とのこと。見通しの悪い道路での運転は、いつも以上に注意しなくてはならない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)