住宅地に出現した謎のフキダシ、よく見ると… 予想外な「1文字」に称賛の声相次ぐ

一見すると、ごく普通の民家に見える建物。屋外に掲げられた予想外な「漢字一文字」が話題に…。

2022/09/03 04:45


 

■看板作成後の「心理戦」が微笑ましすぎる…

今回の取材に快く応じてくれたのは、同店店長を務める花田菜々子さん。

件の看板が生まれた経緯について、花田さんは「オープン準備の作業をスタッフと分担しており、看板についてはスタッフに任せていました。担当スタッフはメジャーで計測し、あまり大きすぎてもよくないと思って発注を決めたそうですが、届いてみてあまりの小ささにびっくりしたとのことでした」と振り返る。

実際、花田さんも「看板」と書かれた荷物が店に届くや否や、箱の小ささに驚きつつ、「小さすぎるな」とも感じていたのだが、心の中では「スタッフを責めたくない気持ち」と「自身がサイズ確認を怠った責任」などがせめぎ合っており、失敗を認められず「『本』という字は読めているよね」「逆にアリかもね」といったフォローの声をかけていたとか。

そうした内情を明かしつつ、花田さんは「取り付けの翌日に店舗に来て、看板を外から見て改めて『やっぱり小さすぎたかもしれない』と思いましたが『失敗した』とは断言しきれず、あのようにみなさまにお尋ねする形で迷いをつぶやいてしまいました」と、ツイートの経緯についても説明してくれたのだ。


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■スタッフも内心「これはヤバい」

蟹ブックス

皆一様に「失敗」の2文字が頭の中を支配しているにも関わらず、そのフレーズを声に出すのが憚(はばか)られる状況…誰しも職場などで、一度は経験したことがあるだろう。

しかし蓋を開けてみると、件の看板は見た人から「かわいい」と大絶賛で迎えられており、「人生何が起こるか分からない」とはよく言ったものである。

一連の流れに対し、花田さんは「スタッフもそれぞれ内心『これはヤバい』と思っていたそうで、このような形でみなさんに反応頂けたことがまずびっくりでしたが、「かわいい」「逆に気になる」「ウケた」という前向き(?)なメッセージをたくさん頂き、慌ただしいオープン前に想定外の良い思い出ができました」「みんなが面白がってくれる看板だと自信を持って、9月からお店をオープンできそうです」と、笑顔のコメントを寄せてくれた。


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■「書店」としての見どころは…

ユニークな看板で大きな話題となった蟹ブックスだが、もちろん書店としても見どころが沢山。

蟹ブックス

花田さんからも「蟹ブックスは女子3人で始める、9月1日オープンの小さな本屋です。楽しい本や気になる本をたくさん揃え、居心地のいい空間を作っていければと思っています。トークイベントなどもどんどん行なっていきますので、お近くの方や本屋が好きな方にはぜひ一度お立ち寄り頂きたいです」とのコメントが寄せられている。

看板の雰囲気そのままのかわいらしい書店に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。


【施設詳細】

蟹ブックス

「蟹ブックス」

東京都杉並区高円寺南2丁目48−11 堀萬ビル 201

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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