手荷物係員の女性が空港で悲惨な事故死 ベルトコンベアに長い髪が絡まる
悲鳴に気が付いた同僚が、女性の髪をハサミで切ろうと試みたが…。
危険が伴うマシンがたくさんある現場では、長い髪をしっかり束ねてから作業にあたる。これは自分の身を守るためにも、とても大切なことだ。このほどアメリカの空港で、若い女性作業員が事故に巻き込まれて死亡したことを、『Aviation Pros』『WDSU-TV』などが伝えている。
■26歳の若さで…
事故が起きたのは8月30日の夜10時20分頃、ルイジアナ州のルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港でだった。
亡くなったのは、同空港のグランドハンドリング部でバゲージハンドラー(荷物係)として働いていたジャーマニ・トンプソンさんという女性作業員。まだ26歳という若さだった。
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■ベルトローダー車で作業
到着したばかりのフロンティア航空機では、数名が貨物室から乗客のスーツケースほかたくさんの荷物を降ろす作業を開始した。
トンプソンさんは、ベルトローダーと呼ばれるベルトコンベア付きの車を貨物室に装着し、コンテナに収納されなかったバラ積みの荷物を降ろす作業を担当していたという。