尾木直樹氏、日本の障がい者教育に持論 「日本には余りの競争主義が席巻」
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が、9日に発表された日本の障がい者教育への勧告を受け、強く対策を求めた。
■欧米との違いに問題を実感
北欧諸国を訪れたさいに尾木氏は「街中には車椅子姿の方々が『普通に』街中におられ、バスにも普通に乗客のみなさんがサポートして乗り降りしている」と海外のバリアフリー環境を見て、障がいに対する社会の問題を実感。
さらに「日本には余りの競争主義が席巻していて、障がいのある子どもたちは特別『支援』学校に【分離】されるのです」と特別支援教育の問題を強く訴えた。
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■『社会的弱者』中心の対策を求める
最後まで「もっともっと『社会的弱者』中心の教育・社会に脱却しないと恥ずかしいです」と、政府に障がい者教育への対策を求めた尾木氏。
日本の教育制度の問題に「きっと、大きなしっぺ返しがやってくるような予感がします。皆さんはどう思いますか?」と疑問を投げかけた。
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(文/Sirabee 編集部・綾崎 かなめ)