「サヨナラ安倍サン、アリガトウ」 2人の外国人が国葬会場に来た理由
安倍晋三元総理の国葬。数万人の一般献花者が訪れる中、記者はとある外国人カップルを見つけた。
■オリンピックで見た光景
2人は2016年に開催されたブラジル・リオデジャネイロオリンピックで安倍元総理を初めて知ったという。
「閉会式で行われた東京オリンピックに向けてのセレモニーで、安倍さんはスーパーマリオになって登場しました。あの演出と人柄に感激して日本に大変興味を持ち、東京に来ました」とカルロスさん(右)。プラカードはメッセージを必死に翻訳し作成したと話す。
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■「最後に感謝の言葉を」
「日本での滞在は本当に素晴らしいものだった。あと少しでブラジルに帰らなければいけないけれど…」とアリエータさんは少し悲しそう。
ちなみに二人はスーパーマン、スーパーウーマンのトップス姿。アリエータさんはマラソン選手で、マラソン大会出場時にはスーパーウーマン風のタンクトップ、ショートパンツと決めており、自身に勇気を与える“勝負服”だという。
献花についてはシステムがわからず、仕方なく靖国神社に待機していた二人だが、「事件を知って本当にショックだった。でも最後にこの近くの場所で、感謝の言葉を伝えられてよかったと思います」と笑顔を見せてくれた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)