43年間見知らぬ人に墓参り 墓地の取り違えに気づき嘆く家族へ同情の声
家族や親戚のお墓参りに行くと、心が安らぐという人は多いようだ。
大切な故人との生前の出来事に思いを馳せることができるお墓参りは、残された人々に安らぎをもたらす精神的な拠り所となり得る。
ある家族が長年通った墓が、見知らぬ他人のものだったという事実が発覚した。打ちひしがれる遺族の様子を、『Daily Mail Online』や『Daily Star』などの海外メディアが報じている。
■赤の他人が埋葬された墓
シルヴィア・ロス(67)さんの父親は、1979年に心臓病で亡くなり、イギリス・ダラム州にあるウィットン・パーク墓地に埋葬された。当時24歳という若さだったシルヴィアさんはそれ以来、足繁く父親の墓を訪れ、花を供えてきたという。
ところが、彼女が43年間に渡って見舞っていた墓は、シルヴィアさんの父親のものではなく、実はフレデリック・ブラウンという全く別の男性が埋葬されていたことが明らかになった。
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■事あるごとに墓参した女性
シルヴィアさんの父親は、数メートル離れた名前の記載されていない区画に埋葬されていた。どうしてこのようなミスが起こってしまったのか、墓地を管理している州議会が現在調査中だという。
シルヴィアさんは、「私はクリスマスや誕生日、父の日のたびに花を持って行ったのに、実際に父の前には何も供えられていなかったのね」とショックを受けた様子を見せた。亡くなった父親が、「誰からも気にされていない」と感じていたのではないかと心を痛めているようだ。