クリミア大橋で大規模火災が発生 両国の歴史的関係と人々の反応を解説

要人たちの主張が食い違い、両国とも混乱の最中にあることが分かる。

2022/10/08 20:55

クリミア大橋

ウクライナ南部のクリミア半島と、ロシアを結ぶ大橋「クリミア大橋」で8日朝、大規模な火災が発生した。軍備品や物資などの供給に使用される、ロシアにとって非常に重要な大橋が崩壊したことで、火災の原因に関してさまざまな説が囁かれている。

以下では、『CNN』や『BBC NEWS』などの海外メディアが報じた内容と伏せて、クリミア半島を巡るロシアとウクライナの歴史的な関係、またソーシャルメディア上での人々の反応や考察について紹介する。

【動画】クリミア大橋で発生した大規模火災



 

■トラックが爆発し大規模火災に

8日午前6時(日本時間同日正午)頃、クリミア半島とロシア本土を結ぶ唯一の橋、クリミア橋で爆発が起きた。クリミア大橋は自動車と鉄道の専用橋で、この度の火災では、道路部分が最初に爆発し、その影響で鉄道の石油タンカーが炎上、その後、道路部分が崩壊した。

燃料を積んだ貨物列車が激しく燃え盛り、崩壊した道路が海に浸水している様子が、ソーシャルメディア上で広く共有されて話題になっている。

爆発の原因に関しては、まざまな思惑が入り混じる状況で、現在も詳しい調査が行われている。ロシア当局の主張によると、火災はあくまで、「燃料をのせたトラックが爆発してしまった」とのことであり、ウクライナの関与については言及していない。


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■ウクライナの関与は?

ウクライナの大統領顧問であるミハイロ・ポドヤク氏も、「違法なものは全て破壊し、盗まれたものは全てウクライナに戻さなければならない」とツイートしているが、ウクライナによる火災の責任は主張しなかった。

一方、クリミア当局者はこの爆発を、「ウクライナの破壊者が、ついにクリミアの橋に血まみれの手を伸ばすことに成功した」せいだと非難しており、ウクライナの関与を示唆している。

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■クリミア半島における両国の関係
話題紛争核兵器ロシアミサイルソ連ウクライナ翻訳記事ウラジミール・プーチンウォロディミル・ゼレンスキークリミア大橋
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