50年同じ学校で教えた教師に生徒たちがサプライズ 心温まる映像に涙する人続出
サプライズを泣いて喜ぶ先生に、「72歳に見えない」「かわいい」という声が寄せられた。
学生生活で印象に残っているのは、仲が良かった友達や楽しかった行事だけでなく、授業を担当してくれた先生だという人も、きっと少なくないだろう。大人になると、何十人もの生徒の面倒を見る先生の偉大さに気づいたりするものだ。
50年間も同じ高校で教鞭を取った英語教師の現役最後の日の映像が、『Bored Panda』などの海外メディアで取り上げられ、話題を集めている。
■50年間務めた高校を退職
シェリダン・スチールマンさんは、アメリカ・ミシガン州のノースビュー高校で、50年にわたって英語を教えたベテラン教師だ。72歳になった彼女は、先日ついに退職し、人生の新たな章を歩み始めることとなった。
勤務最後の日、別れを惜しんだ生徒や先生たちが出口に向かう廊下に整列し、スチールマンさんに拍手を送った。長年の教師生活を讃えて、みんながサプライズを計画したのだ。
スチールマンさんの娘のキャサリンさんがその瞬間を動画に収め、自身のTikTokアカウントに投稿すると、たちまち多くの反響が寄せられた。
関連記事:女教師がいじめっ子グループに金銭渡し暴力を教唆 「あの生徒をボコボコにして」
■教師のかたわら博士号も取得
思いがけないサプライズに、動画の中のスチールマンさんは感激のあまり涙を流している。両脇に並んだ生徒たちの拍手に包まれながら、興奮のあまり小さく体を回転させ、晴れやかな笑顔を見せた。
22歳の時に初めて教壇に立ったというスチールマンさんは、50年間の教師生活の間に6人の子供を育てあげ、博士号を取得した。さらに、今年末に出版されるという本の執筆にも取り掛かってきたという。