妻夫木聡「食われるってこういうこと」 柄本明との共演に圧倒されるも、本人は…

映画『ある男』ジャパンプレミアに登場した妻夫木聡。”ある男”から猛烈に尊敬されていて…?

2022/10/28 17:30


集合写真

27日、都内で行われた映画『ある男』ジャパンプレミアに、俳優の妻夫木聡が登壇。共演者である柄本明安藤サクラ眞島秀和窪田正孝らとともに撮影を振り返った。


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■公開に喜び

妻夫木聡

映画『ある男』は、別人になりすましたまま突然この世を去った“ある男”の身元調査を依頼された弁護士が、隠された真実を追うヒューマンミステリー。

すでに海外で高い評価を得ているが、日本での上映はこの日が初めて。主演を務めた妻夫木は「いろんな映画祭を経てきているので、まだ公開されていなかったのかというのが正直な気持ちで…ようやくみなさんのところに届けられて、シンプルにうれしい」と微笑む。


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■柄本のシーンが印象的、も…?

柄本明

撮影で印象に残ったことを聞かれると「柄本さんとのシーンが特に印象深くて。柄本さんの役は…観ているお客さんを引き込んでくれる役になっている。柄本さんに食われるってこういうことなのかなって思うぐらい」と振り返る妻夫木。

しかし、当の柄本は「覚えてないんですよね」と苦笑い。「本当に失礼なんだけど、監督さんが誰だかわからなかったんです。(今日も)お辞儀してくださるので、こっちも返したけど、『どなただったかな、原作者の方だったかな』って」と驚きの事実を明かし、「痴呆症と健忘症みたいになっちゃうけど」と自虐。それでも「ブッキー(妻夫木)と会ったのは覚えてる」と力強く言い、妻夫木も「よかったです、そこは覚えていてくださって」と笑う。


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■窪田がなりたい人は…

イベント中

作品のテーマに合わせて「もし別人になれるなら誰になりたいか」と聞かれ、窪田は「妻夫木さん」と即答し、思わず妻夫木は「えっ」と驚きの声を漏らす。

「撮影シーンはあまりなかったんですけど、共通の趣味でボクシングを一緒にやらせてもらったり、釜山やベネチアを一緒にいかせてもらったり…本当に学びをやめない人で、すごく周りに人がいる人。壁みたいなものが一切ない」と熱弁。

さらに「大先輩なんだけど垣根や境界線がない人で、すごくリスペクトが高いです。ボクシングも、妻夫木さんは進んでいろんな方とやってるんです。この間『プロの方とスパーリングした』と聞いて、どういう精神力なんだろう!? と。ずっと進み続ける人生の歩み方に、僕はリスペクトがある」と熱く語る窪田に、妻夫木は「好きなことやってるだけなんですけどね(笑)」と照れていた。

映画『ある男』は11月18日から公開。

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(文/Sirabee 編集部・たつき あつこ 写真/HIRO)

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