初の飛行機搭乗に困る老夫婦をサポートした男性 「小さな親切」に感動の声続々
男性は田舎から来た老夫婦を助け、彼らに思い出に残る空の旅を与えた。
初めて飛行機に乗る老夫婦を助けたインド人男性の話が、人々を感動させている。現地メディアの『NDTV』が報道した。
■小さな親切から始まった物語
アミターブ・シャーさんというインド人男性が、自身のSNSで心温まる物語を共有し、多くの人々の心を掴んだ。シャーさんは、インドのカーンプルからデリーへのフライトの途中、ウッタル・プラデーシュ州の辺境の村から来た老夫婦を見かけたという。
「搭乗待合室で、英語が分からず、初めての搭乗に困っている2人を見かけました」「私は笑顔で彼らに近づき、付いてくるように言いました」と、老夫婦とのエピソードについて書き始めている。
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■「無料の食事」をプレゼント
この老夫婦は、デリーに行くために8時間バスに乗り、カーンプル空港へ来たという。
シャーさんは「彼らは明らかに空腹で、喉が渇いているようでした」「私は客室乗務員にサンドイッチとジュースを渡すように言い、彼らには『無料の食事に当たった幸運な客』と伝えてもらいました」と書いており、自分が食事代を払っていることは明かさなかったそうだ。
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■娘に写真も送信
老夫婦は偶然にも、シャーさんのすぐ前の席に座っていた。妻から夫と自分の写真を撮って娘に送ってほしいと頼まれたシャーさんは、撮影をして代わりに送ってあげたという。
飛行機が着陸すると、老夫婦は微笑んで去っていった。シャーさんは「我々は常に親切にする必要があります。このような機会はあなたの周りにもありますよね」と、物語を締めくくっている。
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■感動と喜びのコメントがたくさん
この心温まる物語に、「このようなさりげない心遣いで人々に喜びを与えることは、本当に素晴らしいことだ」と、人々は称賛を送っている。
他にも「困っている人を助けることは、私たち全員の責任です」「老夫婦は自分の国にいるにもかかわらず、場違いだと感じていたに違いない。彼らに違和感を与えないようにするのが私たちの仕事です」と、助け合いやサポートの大切さを語る声もある。
また、経済成長により、カーストや年齢に関係なく、さまざまな層の誰もが空の旅を体験できるようになったという事実を、喜ばしく思うコメントも多くあった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)