バカリズム、初の連ドラ脚本を振り返り 「僕を叩く準備だけはできてた」
バカリズムが芸人人生の転機を語る。ドラマ『素敵な選TAXI』の脚本を手掛けたときの本音も飛び出し…。
お笑い芸人のバカリズムが9日、元テレビ東京のプロデューサーで現在はフリーで活動する佐久間宣行氏の公式Youtubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』に投稿された動画に出演。動画では、バカリズムが人生の転機を明かしている。
■「手がかり」だと思った仕事
同動画で、バカリズムは自身が活躍するきっかけとなった3つの仕事を紹介している。
1つ目は2006年「R-1ぐらんぷり」で、出演することで間違いなく人生が180度変わると感じていたという。「どこかでフリップ芸を軽視していた」と暴露しつつ、自身の代表ネタとなった「トツギーノ」を披露し、3位という好成績を残した。
2つ目は、2006年~2015年まで放送していた番組『アイドリング!!!』(フジテレビ系)への出演。アイドル番組のため「どうせ(アイドルの)ファンしか喜ばない」と思っていたが、自身のキャラクターが世間に伝わるきっかけになったと振り返る。
3つ目は『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)への出演で、「出ないか、優勝しかない」と思うほどの意気込みだったという。楽屋は「出演者全員闘志むき出し」で中学のヤンキーの番長が集まったような殺伐とした空気だったと、笑いを交えながら明かした。
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■「芸人風情が!」と思われ…
2014年に放送された連続ドラマ『素敵な選TAXI』(関西テレビ系)の脚本を手掛けたバカリズム。芸人が連続ドラマの脚本を担当するのは初めてのこと。
「どうせ、芸人風情が!」と、当時は風当たりの強さを感じていたという。さらに「みんなコケろと思ってる」「みんな絶対うまくいかないと思ってる」と、当時のネガティブな空気を思い返した。
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■「僕を叩く準備だけはできていた」
つづけてドラマ放送時に「うまくいかなかったときに、僕を叩く準備だけはできていた」と振り返る。
だがバカリズム自身は、リスクは大きいが成功すれば「可能性も広がるし、すごく評価される仕事」と思い、前向きな気持ちで取り組んでいたと打ち明けた。