不倫の清算、仮面夫婦化も… コロナ禍で人間関係が変わった人の割合は?
人と人のコミュニケーションにも大きな影を落とした新型コロナウイルス。人間関係は影響を受けた?
コロナ禍で避けることが推奨されてきた3密。飛沫やエアロゾルなどで感染する新型コロナウイルスは、話すことや触れ合うことなど、まるでコミュニケーションを標的にしたかのように感染を拡大してきた。
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■ウイルスへの考え方の違いも
2020年早々から世界的な感染爆発が始まった新型コロナ。とくに国内では緊急事態宣言などもあり、会食や出勤、旅行なども制限を受けた。また、ウイルスやマスク、ワクチンなどへの考え方の違いが、親しい仲に対立をもたらすケースも。
コロナ禍で人間関係に変化や影響があった人はどれくらいいるのだろうか。
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■5割弱が「変化あり」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女880名を対象に調査したところ、全体の45.9%が「コロナ禍で人間関係に変化があった」と回答した。過半数には及ばないが、かなりの人間関係にコロナが影響していることがわかる。
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■女性はとくに影響か
今回の調査では、世代による差もそれほどなく、おおむね5割前後が人間関係に変化があったと回答。50代だけ4割を下回っているが、特段の世代差は見られなかった。
世代以上の差が見られたのは、男女での違い。男性は41.4%なのに対して、女性では49.4%が「変化があった」と回答。仕事だけでなくさまざまな人のつながりがある女性のほうが、影響を受けやすかったのかもしれない。
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■不倫の清算も
編集部は、実際に人間関係が大きく変わったという人たちに話を聞いた。
たとえば、ある30代の既婚女性は緊急事態宣言やまん防が続く期間に、長年交際していた不倫相手と疎遠になり、関係が自然消滅したという。また、家庭内でワクチンをめぐる考え方の違いから信頼に亀裂が入り、冷戦状態が続いているという夫婦も。
SNSを見ても、ワクチンやマスクなどで意見が分かれたグループが、それぞれ厳しい言葉を投げかけ合っている姿をよく見かける。感染拡大が収まった後、こうした対立がどんな禍根を残すのか、気になるところだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女880名 (有効回答数)