DVを疑い父親が逆上か　娘の恋人を“処刑”し穴に埋めた容疑で逮捕

「俺の娘に痛い思いをさせているのではないか…」。そう考えた男が娘の恋人を殺害した容疑で逮捕されたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。

 

■行方不明になった男性

アメリカ・ミネソタ州で暮らしていたブライス・ブローグルさん（23）が、いきなり姿を消した。

ブライスさんと連絡が取れず心配になった交際相手は、10月28日に通報。「2日前に、彼は私の父親と一緒にある倉庫に向かったのです」「そのまま消息を絶ちました」と警察に伝え、捜索を依頼した。これを受けた警官隊は、倉庫に急行。内部を調べてみることにした。

関連記事：激怒した父親が18歳娘を殺害　「結婚は自分の好きな人とする」と抵抗され

 

■寄せられた情報で捜査が進展

倉庫に立ち入った警察官らは、コンクリートの上に血や漂白剤、また何かを引きずったあとを発見。ブライスさんが殺害された可能性を視野に入れて捜索を進めるうち、交際相手の父親（45）について気になる情報を入手した。

父親が自身の親族に「ブライスが俺の娘を虐待している」と不満を漏らし、その後に「倉庫でアイツを撃った」「遺体はソリに乗せて運んだ」などと打ち明けていたというのだ。

 

■逮捕された父親

ブライスさんの大家も、過去に交際相手の父親に声をかけられたことがあった。

「俺の娘はブライスに虐待されているのか」。そう聞かれた大家が「お嬢さんの顔にアザができていた」と答えたところ父親は怒り、「ブライスをぶっ殺す」「（遺体を埋めるための）穴はもう掘ってある」と話したのだという。

情報をかき集めた警察は、交際相手の父親を逮捕。その翌日には埋められていたブライスさんの遺体を発見・回収し、後頭部を撃たれ死亡していたことを公表した。

 

■「気持ちは理解できる」という声も

娘の恋人を殺害した容疑で逮捕された父親について、多くの人は「悪人とは言い切れない」と考えているようだ。

インターネットには「もし自分の娘が痛い目に遭わされたら、僕もこの父親と同じことをする」「ただ遺体は絶対に見つからないよう工夫する」といった物騒なコメントが多数書き込まれている。

実際にブライスさんにDV歴があったのか、また容疑者の娘ともめていたのかなど詳細は分かっておらず、娘のコメントも今のところは報じられていない。

・合わせて読みたい→16歳少女がおじに殺害される　母親との不倫に気づき反対し続けた末に

（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）