レコーディング直前の作曲家、出てきた楽譜に絶望 「どう演奏すれば良いんだ…」
「ボイコット」を起こすのは、なにも人間だけとは限らない。ネット上では「とあるソフトの反乱」が話題となっており…。
映画『ターミネーター』シリーズに代表されるように「機械の反乱」はSF作品において、定番ともいえる永遠のテーマの1つ。昨今はAIの進歩が著しく、機械による反乱が「現実味を帯びてきた」と感じる人もいるのでは。
なおツイッター上では、とあるソフトの起こした「衝撃的なボイコット」が話題となっていたのをご存知だろうか。
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■「ソフトのボイコット」が予想外すぎる
注目を集めていたのは作曲家、音楽プロダクションプロデューサーの戸田信子さんが投稿した1件のツイート。
こちらには「おはようございます。午前からレコーディングなのに譜面ソフトのボイコットに戸惑っています」と、意味深な文章が綴られており、添えられた写真に目をやると…。
そこには「大量のト音記号」が並んだ、インパクト満点な楽譜が写っていたのだ。
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■「ト音記号、暴れすぎだろ…」とドン引き
たとえ楽譜が読めない人が目にしたとしても「あ、コレなんかヤバい状態になってんな」ということがヒシヒシ伝わってくる光景は、多くの人々に衝撃を与えまくっている模様。
件のツイートは投稿から数日で6,000件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「気が狂いそう」「ト音記号、暴れすぎだろ…」「こんなん絶対無理」「バグり方がエグい、もはや読めない(笑)」「どう演奏すれば良いんだ…」といった驚きの声が多数寄せられていたのだった。
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■「ガチれば演奏可能」と思った人も?
ツイート投稿主・戸田さんは、当時の状況を「ヴァイオリンのパート譜を制作していたところで、PDFにした譜面を印刷しようとしたら全ての音がト音記号になってしまいました」と振り返っている。
「ガチれば演奏可能なのでは?」と思った人もいるかと思うが、そもそも「ト音記号」は五連符の先頭につくことで、「ソ」の位置を決めるのが役割。
そのため戸田さんも「ツイートの楽譜では、音を出すことは不可能です」とバッサリ切り捨てており、今回のアクシデントを「音になりたかったト音記号暴走問題」と哲学的に評していたのがじつに印象的であった。
とんでもないハードモードになってしまった楽譜だが、戸田さん曰く「元々の譜面も、初見で演奏するのは少し難しいものでした」とのこと。その後はボイコット問題も収束し、無事にレコーディングが完了したそうだ。
現代に生きる我々は当然のように「機械の恩恵」に与っているが、万が一これらの機械が反乱を起こしたら、どのような事態に陥ってしまうのか…。今回、戸田さんが経験した出来事は「現代社会への警鐘」だったのかもしれない。