木村拓哉、『教場』三作目に業界内で驚きの声 「暗黙の慣例が破られた…」
来年4月、木村拓哉主演のドラマ『風間公親-教場0-』が放送される。この発表に驚く声が…。
来年4月の「月9」枠で木村拓哉が主演を務めるドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)が連続ドラマとして放送される。『教場』シリーズ三作目かつ久しぶりに木村が「月9」にカムバックするとあって、期待する声があがっている。
ただ、業界内では驚く人が多いようで…。
■木村の冷酷な演技が好評
『教場』は2020年1月に放送され、21年1月にも新春スペシャル『教場2』として放送された人気シリーズ。右目を失った教官の風間公親が警察学校の生徒を厳しく指導する物語だ。主演は木村が務めている。
適正のない者には「退行届を書け!」と生徒達に迫る木村の冷酷な姿が好評だった。シリーズ三作目となる『風間公親-教場0-』は、主人公・風間が教官を務める前まで遡り、新人刑事を指導する刑事指導官を務めていた時代を描く。
放送枠は木村の”原点”とも言える月曜9時。彼が「月9」で主演を務めるのは9年ぶり11度目となる。
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■木村のシリーズ物には特徴が…
ある芸能事務所関係者は、今回の『教場』連ドラ化の報せに驚かされたと話す。「業界内で、『木村さんはシリーズ物で三作目はやらない』という慣例があるものだと考えられていたんです。木村さんが主演を務めるドラマや映画はヒットすることが多いですが、不思議と続編をやっても二作まででした。じつは、三作目をやるのは今回の『教場』が初めてなんですよ」(芸能事務所関係者)。
たしかに、2001年のドラマ『HERO』(フジテレビ系)や2018年のドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、19年の映画『マスカレード・ホテル』はそれぞれ続編が制作されているが、どれも二作までだ。
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■三作目が実現するまでの「舞台裏」
『教場』三作目が実現するまでの裏側に関して、前出の芸能事務所関係者はこう語る。
「このシリーズは非常に評判がよく、視聴者からも『三作目をやってほしい』という声があがっていました。今年1月に新春スペシャルでやると思っていましたが、今年は放送されませんでした。じつは、昨年の木村さんは7月下旬から約1ヶ月Huluの配信ドラマ『THE SWARM』の撮影でイタリアに行き、9月下旬から12月は東映の時代劇映画『レジェンド&バタフライ』、今年も4月クールのドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の撮影…と息つく間もありませんでした。彼の仕事が落ち着いたタイミングでできることになったのでしょう」(前出・芸能事務所関係者)。
恒例の新春スペシャルではなく、連ドラになったのはファンにとって嬉しいサプライズだったに違いない。
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■他のシリーズにもいい流れが続く?
業界内である種”暗黙の慣例”だと考えられていたものが破られたことで、こんな期待も…。
「『HERO』や『BG』は今でも続編に期待する声が多いです。今回の『教場』を機に、制作サイドが『三作目を作ろう』という雰囲気になるのではないでしょうか。もし、木村さんの人気シリーズの続編が続けば、話題になること間違いなしですよ」(前出・芸能事務所関係者)。
来年以降、木村の過去の人気シリーズの「復活」が続くかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)