サッカー・カタールW杯ついに開幕 史上初イスラム圏開催に「茶番」と報道も
イギリスの主要メディアは開会式の放送を見送り、代わりにカタールの人権問題を論じる番組を放送した。
■「茶番劇」の見出し
別のイギリスメディア『Daily Mail Online』は、「史上最も物議を醸した」「W杯は初日から茶番劇に」などと見出しを付け、開会式をリポート。
過去に性的ハラスメントを告発された俳優が司会を務めたことや、観戦するファンは「人前で愛情表現をしない」「女性は控えめな服装をする」といった厳しいルールを守らなければいけないことも報じている。
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■突然のビール禁止
メディアはまた、カタールがW杯開始のわずか2日前に、突如スタジアム内でのビール販売を禁止したことにも触れた。カタールでは公共の場で飲酒をすることが法律違反とされていることが影響した形だ。
試合を観戦しながら乾杯することは、多くのサッカーファンに愛されている伝統だったことから、突然の決定に非難と失望の声が殺到した。
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■議論は続く…
様々な議論を踏まえ、人々からは「早くカタールでのW杯が終わってほしい」「ふざけたW杯だ」とカタールでのW杯開催を非難する声が上がった。
一方で、「欧米諸国も歴史的に多くの国々を支配してきた。人権問題を追及するなんて偽善だ」「国には国のルールがある」とメディアの報道を咎める声もあり、賛否が分かれている状態だ。
12月18日に決勝戦が行われる同大会は、今後も議論が継続されると見られ、大きな注目が集まっている。
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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)