杉村太蔵、首相の白紙領収書問題は修正で済むと指摘 受理した役所への注文も
公選法違反の疑いがある岸田首相の白紙領収書問題だが、杉村太蔵はこれに理解を示す。
元自民党議員で薄口政治評論家の杉村太蔵が、26日放送の『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)に出演。白紙領収書で公職選挙法違反のおそれが指摘されている岸田文雄首相に、「(修正で)済む話」などと理解を示した。
■100万円以上の白紙領収書
番組はこの日、岸田内閣閣僚に相次ぐ不祥事や辞任ドミノについて紹介。また、閣僚のみならず、首相自身にも発覚した疑惑について取り扱った。
首相は昨年の衆院選にて、選挙運動費用収支報告書に、宛名や但し書きがない領収書を98枚添付。ドラッグストアで受領した2,000円ほどのものから、オフィス関連会社から受領した80万円を超える高額なものまで、計約106万円にものぼっている。
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■白紙領収書は選挙のあるある?
これには公職選挙法違反の疑いが指摘されているが、MC・今田耕司からコメントを求められた杉村は、「これはもう(選挙の)あるあるです」とあっさり。
共演者から「えぇ~?」と驚きが上がっても、「ほとんどの人(候補者)がそんなに…」「例えば、事務機器のレンタルとか、候補者の汗拭くときのタオルをドラッグストアで買いましたとか、ってことを書けって(法律は)言ってるんですけど」と説明した。
他方、読売テレビ解説委員長の高岡達之氏は、白紙の領収書を他人からもらった可能性が「ゼロとまでは言い切れない。(宛名や但し書きが)書いてないから」と指摘する。
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■首相の関与にも否定的
これに杉村は「だとしたら大変な問題です」としたが、「ただ、それはないんじゃないかなって」「単純に書き忘れたっていうか」と推察。
今田の「何に使うことあるんですか? 1ヶ所から80万も」との疑問にも、「FAXとかレンタル機器じゃないですか?」「選挙期間って10日間しかないから、別に買う必要はないんですよ」などと答えた。
岸田首相の関与についても、「絶対やらない。事務所の方が今頃『申し訳ありませんでした』と」と、選挙運動の細かい部分までは及んでいないとの見方を示す。
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■受け取った役所にも責任が?
これに対し、高岡氏は「けど、普通の会社で、但し書きを書かない領収書を受けてくれる経理なんか無いので。それがわからない方が国のトップなんですか? という指摘をする人が、当然出てきてもおかしくない」と厳しいコメント。
だが、杉村はこれにも「だから今、職員が必死で94枚書きに行ってるんじゃないですか?『失礼しました』と」「それで済む話」と修正申告で済むと指摘した。
さらには、「選挙に立候補して同じように収支報告書出した人間からすると、だったら役所も受け取らなくてもいいんじゃないですか?『これ書いてませんよ?』と。一言言ってもいいじゃないかと!」と、役所の責任にも触れている。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)