河野太郎大臣、警察に被害届を提出も逆に訴え 「みんな手書きでした」
河野太郎デジタル担当大臣が警察に被害届を提出したところ、逆に切実な相談を受けたことを明らかにした。
自由民主党の河野太郎デジタル担当大臣が27日、自身の公式ツイッターを更新。ネット関係で警察に被害届を提出するも逆に警察から切実な相談を受けたことを明かした。
■書類が手書きで陳情受け
「ネット上のことで警察に被害届を出した」という河野大臣。その作業はデジタル化が進んでいないようで、手続きに使用した書類は「みんな手書きでした」とのこと。
河野大臣は2022年8月に発足した第2次岸田内閣で「デジタル大臣」「内閣府特命担当大臣(デジタル改革 消費者及び食品安全)」「国家公務員制度担当」になっている。それもあってか「警察関係の書類のデジタル化を進めてほしいと、切実な陳情を受けました」と逆に警察から“お願い”されることになってしまったようだ。
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■手書き作業が激務
河野氏のツイッターにも「実際に警察署にいってみると、みなさんものすごい量の書類仕事に囲まれてるんですよね」「報告書作成の業務がかなり多くの実務の時間を搾取しており、とにかく作業量がヘビー」と内情も…。
他に交通事故でドライブレコーダーデータを提出しようとしたときに「データをもらう術がないのでビデオカメラでスマホを撮影させて下さい」と警察から言われたと体験談などが寄せられていた。
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■セキュリティに問題も
都道府県などにより差はあるものの、他にも河野氏の元には工事の道路使用許可や就労証明、年末調整などでデジタル化を求める声が殺到。
その反対に「デジタルにしたら、警察の都合のいいように、調書書き換えられそう」「セキュリティの強化が先だと思いますよ」「デジタルでも個人特定できるものが普及しない限り、結局はサインやハンコが必要なアナログなんですね」とデジタル推進の難しさを指摘する声も寄せられていた。