白熱した試合が続くサッカーW杯 優勝はブラジル、フランス、スペインか

初の冬開催となったカタールワールドカップ。これまでの試合を踏まえると、優勝は…。

2022/11/30 14:00

サッカー選手

ワールドカップが始まって2週間あまりだが、世界の中で日本の実力がどこにあるのかを探る際、今回のドイツ戦、コスタリカ戦はかなり参考になる。

この2つの試合で分けるべきは、「①コスタリカ戦前半後半、ドイツ戦の前半と後半30分あたりまで」と 「②ドイツ戦後半30分以降」である。



 

■相手が守備を固めると…

①は日本のありのままの実力を示している。簡単に説明すると、日本はドイツのような一流国が保持するキープ力やスピード、展開力や組織力は持っておらず、要は早い展開ができない。

よって、ドイツが相手だとどうしても受け身の姿勢が基本となる。一方、コスタリカでは日本のほうが明らかにキープ力やスピード、展開力や組織力が上であるが、相手が守備を固めるとドイツのような力がない日本はそれを打破できない。


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■後半30分以降の日本

一方、そういった日本に対して一流国は余裕を感じ、ときに気が緩んだり、プレーが雑になることが多々みられる。まさに後半30分以降の日本は、そこを突いて一気に形勢逆転することに成功した。ドイツとしては正に驚いたことだろう。

日本に現在の立ち位置は、ドイツやブラジル、フランスのような一流国のレベルではないが、戦術を上手く活かすことができれば勝てるときもある! というポジションだ。


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■優勝予想は…

これまでの試合を見ていると、おそらく優勝はブラジルかフランスかスペインのどれかだろう。現在のアルゼンチン、ドイツ、ベルギー、ポルトガル、イングランドの総合力や勢いは同3ヶ国ほどではない。

とくに、フランスはエムバベがチーム(パリサンジェルマン)のときの流れのままフランス代表でもプレーできており、他のメンバーを含め大きな故障者が出ない限り本命第一かも知れない。

また、ブラジルも後ろから前線までタレント揃いで、現在のところ大きな死角が見えない。おそらく、この3ヶ国どれかがタイトルを取ると予想する。

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(取材・文/セレソン 田中

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