三原じゅん子氏、自動車の走行距離課税に改めて反対 「全く受け入れられない」

走行距離課税に反対の姿勢を示している三原じゅん子氏。地方在住者らからも「自動車は生活必需品」と訴える声が届いた。

2022/11/30 17:15


三原じゅん子

自民党の三原じゅん子参議院議員が30日、公式ツイッターを更新。導入が取りざたされている自動車の走行距離課税(道路利用税)と税収確保のあり方について意見をつづっている。

【画像】税調小委員会で発言した三原氏



■走行距離課税に反対の姿勢

自動車の走行距離に応じて課税する「走行距離課税」をめぐっては、先月26日に行われた政府の税制調査会で自動車税制の見直しに着手した際、導入検討が浮上していると伝えられた。

しかし、自動車が生活に必要不可欠となっている地方在住者などから反対の声が続出。国際B級ライセンスを取得し、レーシングドライバーとして活動した経験のある三原氏も、走行距離課税に反対の姿勢を示している。


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■税調小委員会で発言

今月22日に、「さぁ、昨日から税制や予算の大議論の始まり。まずは自動車議員連盟で業界からの要望を伺いました」とツイートしていた三原氏。

この日は、「【走行距離課税など全く受け入れられない!】税調小委員会にて発言して参りました」と報告。「『生活するために不可欠な自動車ユーザーだけが負担し続ける現在の仕組みそのものを見直し広い視点で税収の安定確保に向けた議論を深めるべき』等々と」と意見を述べたことを明かしている。


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■訴えや疑問の声が続々

三原氏の投稿に、とくに地方在住の人を中心に「公共交通機関がほとんど役に立たない地方では自動車は生活必需品です。スーパーや病院に行くのはもちろん会社にも車がないと通えないのです」「公共交通機関が少ない地方はますます疲弊します。地方創生など夢物語になります」と訴えが寄せられた。

また、「ガソリン税と消費税、すでに二重課税のところにもってきて、走行税とは」「走行距離課税に関しては重量税などを考えると四重課税ぐらいになりませんか?」と疑問の声も届いている。

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