「通行止め」書かれた看板、その条件にゾッとした… カオスすぎる光景にネット民震撼
関東地方のとある道路の「通行料」に、思わず驚愕…。カオスすぎる環境に、驚きの声が上がっているのだ。
初めて訪れた地域では、行政の掲出した「看板」は貴重な情報源。こうした看板を辿って無事目的地に到着した経験のある人もいることだろう。
なお以前ツイッター上では、関東某所にて発見された「世紀末すぎる看板」に、驚きの声が寄せられていたのだ…。
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■ひと目で分かるデンジャラスな空気
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・西新宿社長さんが投稿した1件のツイート。
「波崎シーサイド道路通行料爆上げ」という見出しが添えられた投稿には複数の写真が添えられており、道路沿いに「注意 STOP」と書かれた大量の看板が設置された様子が確認できる。
中には「この先の通行止め区間内においてのトラブルや係争について当市は一切関与しない」と書かれた看板まで存在し、事情は分からないが、こちらの道路でデンジャーな出来事は発生しているのは間違いないだろう。
なお、ツイート本文には「入口は開いているが、うっかり入ると極太ワイヤーと南京錠で袋の鼠にされ『通行料』を払うまで脱出できない茨城の魔私道。全方位監視カメラや催涙スプレー噴射などやりたい放題だ。数年前は500円だった通行料は今年なんと4万円を突破!」と、信じがたい詳細が綴られていたのだ。
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■調べれば調べるほど恐ろしい…
「クソ物件オブザイヤー2022」というハッシュタグが使用された前出のツイートは、投稿から数日で2,000件以上ものRTを記録するほど大きな話題に。
関東屈指の危険地帯として有名な、茨城県神栖市の波崎シーサイド道路に行ってきました。行政と地主のいざこざから泥沼化したこの土地ですが、荒涼とした風景と無数の警告看板が異様な雰囲気を醸しています。なお、2-3年前は3万円だったらしい通行料が4万円になっていた…。 pic.twitter.com/D6WWa5ca31
— nawa (@nwsc50l1) May 7, 2022
ちなみに件の道路は茨城県神栖市にある「波崎シーサイド道路」といい、そのカオスぶりがネット上でしばしば話題を呼んでいる。いずれも「行政と地主のトラブル」であることや、「高額の通行料を徴収される」という記述は共通しているのだが、「神栖市からの公式コメント」は確認できなかった。
そこで今回は、前出の物々しい看板がなぜ設置されたのか、神栖市役所「都市整備部道路整備課」に詳しい話を聞いてみることに…。
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■18年間で、そんな事態に…
同課に複数の質問を投げかけたところ、担当者からは「現在、地権者と交渉しているところであり、あまり詳しくお答えすることはできませんが」という前置きが見られ、やはり看板が設置されているのは「私道付近」と見て間違いなさそうだ。
まずは「この先の通行止め区間内においてのトラブルや係争について当市は一切関与しない」と、行政がアンタッチャブル宣言を打ち出した看板を設置した経緯について尋ねると、「地権者より境界確定請求事件の提訴がなされ、平成16年(2004年)7月、道路(市道)が当該土地に通っていることが確定したことから、問題解決に向けて交渉を行なっておりました」「平成18年(06年)10月頃から、地権者が路上に障害物を置き始めたことから、危険回避のため交通止めとし、看板の設置を行ないました」という回答が。
件の道路の今後の展望に関しては「現在も地権者と交渉を行なっているところでありますが、交渉の内容等の詳細についてお答えすることはできません」とのことであった。