マルシア、3年ぶりのコンサート開催 故郷ブラジルの“母”を思い涙も…
マルシアが3年ぶりとなるコンサートを開催。楽曲で世界を旅するような幅広いセットリストでファンを魅了した。
■W杯の話題も
後半はブラジルの楽曲でスタート。ボサノヴァの楽曲「Mas・Que・Nada(マシュ・ケ・ナダ)」では、その迫力ある歌声に割れんばかりの拍手が起こる。
現在開催されているサッカー・W杯にも触れ、残念ながら先日敗れた日本代表の選手に称賛を、そしてブラジル代表には勝ち進んでほしいとエールを送った。
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■ミュージカルの名曲
トークでは、満員の客席を相手にツッコミを入れるなど、巧みな話術で会場は終始笑いに包まれる。飾らない明るいキャラクターで魅了して観客との距離を縮めつつ、曲はミュージカルコーナーへ。
自身が出演した『レ・ミゼラブル』の名曲「夢やぶれて」を披露すると、会場は一気にミュージカルの世界となり、女優としての実力も存分に発揮する。
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■母の介護を経験
アンコールでは、当初予定していた楽曲から変更して「人生一路」を歌う。
マルシアは先月まで、脳梗塞で倒れた母の介護のために、約2ヶ月間ブラジルに帰国。初めての介護を経験し、母への愛と介護の悩みを感じる日々の中で、ベッドで母と一緒に歌った楽曲だという。「会場の皆さんの健康を祈り、ブラジルにいる母のために歌います」と涙を流しながら歌い切ったマルシアに、惜しみない拍手が送られた。
そのほか「津軽海峡・冬景色」や「My favorite things」など計21曲を披露し、熱い空気に包まれながらコンサートは幕を下ろした。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)