激安のもやしに起きた”悲劇”に愕然… 「絶対値上げして」応援する声続出

スーパーで「優等生」であり続けたもやし。生産者の現状が話題を呼んでいて…。

2022/12/10 04:15


 

■値段が上がらない「事情」

前出の林さんは、値段を少し上げてほしいという依頼はしており、それに対して小売店側が全く聞く耳を持たないわけではないことを強調する。

「小売店側も店頭で安く売りたいこともあって、私達が希望する価格まではなかなか上げてもらえないのが現状です。今回、広告を出したのも一般の消費者に向けてではなく、小売店に少しでも現状を知ってもらいたかったからなのです」(前出・林さん)。

何かと厳しいこのご時世、小売店側ももやし業界の現状を理解はしても、「明日から5円高くしよう」とはできないのだろう。それでも、今回の広告は少なからず効果があったようで…。

「すべての小売店が見ていたわけではありませんが、今回のようにメディアで紹介され、新聞広告のページを実際に手に取って見ていただくことで理解を示してもらうことには役立っています」(前出・林さん)。


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■消費者にできることはある?

先述したネットの反応からも分かるように、今回の広告に対して消費者から大きな反響があった。組合には『買う側はどうすればいいのか?』といった問い合わせも来ているという。

我々買う側が何かできることはないのだろうか。この質問をしたところ、林さんは「まだどうなるかは分かりませんが、もし5円・10円ともやしの値段が上がっても、業界の現状をご理解いただいた上で買い控えしないようにしていただければうれしいです」と笑顔を見せた。

奇しくも、今の時期は鍋にはうってつけ。肉や野菜、魚と食材を買う中で、ぜひもやしも購入してほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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