“アニソン界の帝王”水木一郎さん死去 『マジンガーZ』永井豪氏らが追悼

『マジンガーZ』の主題歌などで知られた水木一郎さんの訃報に、アニメ界からも悼む声が寄せられている。

2022/12/12 17:15

水木一郎

「アニメソングの帝王」として知られる歌手・水木一郎さんが肺がんのため死去していたことが12日、水木さんの公式ツイッターで公表された。水木さんの訃報に、アニメ界を中心に悲しみの声が寄せられている。

【ツイート】アニメ界から追悼の声



 

■今月6日に搬送先で死去

水木さんは昨年4月に肺がんが発覚し、入退院を繰り返しながら闘病していたが、今月6日午後6時50分に救急搬送先の病院で死去した。74歳だった。

生涯現役を目標にリハビリを続け、ステージにも車椅子で登場していたが、先月27日に出演したライブが最後のステージとなった。

なお、遺族の意向により葬儀は近親者のみにて執り行われた。後日、お別れの会が開かれる予定となっている。


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■永井豪氏が追悼

数多くのアニメソングを歌い、“アニキ”と親しまれた水木さんの訃報に、アニメ界などから悲しみの声が寄せられた。

水木さんが主題歌を歌ったアニメ『マジンガーZ』の原作者で漫画家の永井豪氏は、所属するダイナミックプロダクションの公式ツイッターを通じてコメントを発表。

「水木さんは『マジンガーZ』のテーマソングを大ヒットに導いてくれた恩人です。マジンガーZが、50年もの長きにわたって、人気を保ち続けることができたのは、水木さんのおかげです。毎回、歌うたび、決して気を抜かず、愛と魂をこめてテーマを歌い続けた水木さんの力です」と称えた。

その人柄について、「いつも全力で元気さをアピールする方でした。ステージパフォーマンスはもちろんのこと、普段のお付き合いでも、明るく楽しい人でした。ファンを大切にする姿勢に、いつも頭が下がる思いでした」と偲び、「ありがとう! 水木一郎さん。心から、ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。


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■井上和彦も衝撃

声優・井上和彦は、自身の公式ツイッターで「このニュースだけは見たくなかった。二十代の頃からかわいがっていただいた、兄貴! 美味いステーキ屋教えるよって言ってたのに。水木一郎さん早いよ」と投稿し、衝撃を受けた様子。

「…ありがとうございました。ご冥福をお祈りします」とつづると、水木さんと2人でポーズをとっている写真を投稿した。


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■古谷徹、水島裕もコメント

同じく声優の古谷徹も公式ツイッターを更新し、「水木一郎さんが闘病の末、亡くなられたとのこと、とても残念です。お会いするたびに優しく声をかけてくださった満面の笑顔が浮かびます。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼。

水島裕も、40年ほど前にアニメのイベントで共演していたことを振り返り、「あの頃、よく一緒に遊びましたね。インベーダーゲームで遊んでもらったのをよく覚えています。お互いに、子供みたいに熱くなってやりましたよね。あまりの突然の知らせに、一郎さんがいない実感がありません。もう少し時間が経ってから、寂しさが込み上げてくるのかな?」と記している。

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■アニメ界から追悼の声
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