ダイソー、全国の厨二病患者を刺激してしまう　「みんなの憧れ」がたった300円で…

映画やテレビドラマでは定番となっている小道具や物体の中には「正式名称が知られていない」存在も多数。たとえば西部劇で一陣の風と共に転がってくる「丸まった草」の名称など、日本人の何人が知っているというのだろうか…。

なお以前ツイッター上では、映画に登場する「強キャラ」の必需品といえるアイテムがDAISO（ダイソー）店舗にて発見され、大きな話題を呼んでいたのだ。

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■「ヒャッハー！」の理由に思わず納得

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・有栖川K8ieさんが投稿した1件のツイート。

「ねぇ！！　DAISOに！！　スキットル売ってた！！　しかも漏斗付！！」と、テンションぶち上がりの様子の書き出しから始まるツイートは「やったぜこれで何処でもウォッカが飲めるぜヒャッハー！！」と、世紀末のモヒカンを連想させる歓喜の声で締められていた。

「スキットル」という名称を見てピンと来なかった人も少なくないと思うが、ツイートに添えられた写真を見ると…そこには、漫画やドラマ、映画などで「強キャラ」と呼ばれる人物らが懐から取り出しがちな「あの容器」が写っていたのだ。

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■その名は「スキットル」

漫画作品における「強キャラ御用達のアイテム」といえばいくつか候補があがるが、個人的には「狐の面」と、この携帯用小型水筒・スキットルを推したい。

もちろん、モブキャラであるチンピラ然としたキャラがスキットルを手にするシーンもあるのだが、物静かなキャラが無言でスキットルを懐から取り出して口にする描写は、ボトルの酒を飲み干す「豪快さ」とは明確に異なる「渋さ」が感じられる。

やはりこちらの商品にハートを揺さぶられた人はかなり多いようで、前出のツイートは投稿から数日で1.2万件以上ものRTを記録するほど、大きな話題を呼んでいたのだ。

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■やはりスキットルは「強キャラの証」

件のツイートには「憧れのアレがDAISOで買えちゃうのか…」「『今夜はやけに冷えるぜ…』って呟きながら飲みたい」「中に麦茶入れて飲んで、周りをビックリさせよう」といったの反響の声のほか、漫画『ワンピース』に登場するシルバーズ・レイリーや、『チェンソーマン』の岸辺など、スキットルを手にした強キャラたちの画像が多数寄せられていたのが、なんとも印象的。

ツイート投稿主・有栖川K8ieさんもやはり、そうした数々の作品によって「スキットル愛」を育んできたようで、購入までの経緯について「昔からアニメやゲーム、洋画の影響でスキットル自体に憧れがありました。また私はコスプレイヤーで、コスプレをする上での小道具としても欲しかったため購入しました」とのコメントを寄せてくれたのだ。

また「DAISOでスキットルを販売していた」という事実にも、かなり驚いたという。そこで今回は、同商品販売の経緯について、DAISOを運営する「大創産業」広報に、詳しい話を聞いてみることに…。

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■使用前には注意点も…

今回話題となった「スキットル」（漏斗付）が販売スタートとなったのは、今年10月の上旬ごろのこと。

販売開始の経緯について、担当者は「秋キャンプで、温かいご飯を食べて火を楽しみながら、よりキャンプを楽しめるものを探したときに『お酒』のワードが頭をよぎり、調査したところスキットルの話題が多く出てきたので、開発を試みました」と振り返っている。

また「直接口をつける」構造上、衛生面を懸念する声も少なからず寄せられていたが、担当者は「パッケージ裏面にも、使用前は洗剤で洗うように記載しています」とも補足していたので、購入後はすぐさま飲み物を入れるのでなく、一度洗浄してから使用するように。

「強キャラの証」といえるDAISOのスキットルを入手した際は「シケた酒だぜ…」「やめときな小僧…」など、厨二感マシマシなキメ台詞と共に、懐から取り出してみてほしい。