田原総一朗氏、ウクライナ戦争に持論展開 「責任の3~4割はアメリカに」

長引くウクライナ戦争について、ジャーナリストの田原総一朗氏はアメリカにも責任があると指摘する。

2022/12/16 01:55

田原総一朗

ジャーナリストの田原総一朗氏が、15日に更新された俳優・毒蝮三太夫のYouTube『マムちゃんねる』に登場。ロシアとウクライナの戦争について、責任はアメリカにもあると指摘した。

【動画】「無視されたプーチンは怒って…」



 

■戦争は食い止められた?

2人は前回の動画から対談を行っており、この日は後編の投稿に。冒頭、今年あった大きな出来事として、田原氏はロシアとウクライナの戦争を挙げた。

毒蝮が「総括していただけますか」と求めると、田原氏は「ウクライナは、全くロシアと戦争する気はなかった」「一方的にやったんで、世の中は『ロシアのプーチンが悪い』となってますね」と前置き。

しかし、ここから「確かに悪い。だけど、この戦争を本当は起こさなくできた」と持論を展開していく。


関連記事:茂木健一郎氏、安倍元首相国葬の問題点を指摘 「プーチン大統領が…」

 

■3割から4割は…

田原氏は「何で起きちゃったのか? この戦争の責任の3割から4割はアメリカにあると思う」とズバリ指摘。

「東西(ドイツ)が統一されるときに、ドイツとアメリカが『東西の合体をロシアが認めたら、NATOを1日も動かさない』と約束した。ロシアも(統一を)認めた。その後、NATOをどんどん拡げていった」と続け、約束が反故にされたと語った。


関連記事:デーブ、戦争を続けるプーチン大統領に皮肉コメント 「馬に乗って最前線に…」

 

■「アメリカがこれを無視」

また田原氏は「さらに大きいのは、プーチンはNATOが怖いので… ウクライナが憲法で『NATOに加盟する』と謳うんですよ。それで、プーチンがアメリカに『ウクライナをNATOに加盟させないでほしい』と。そしたら、アメリカがこれを無視するんだよ、完全に」と解説する。

続けて、「つまり、プーチン、ロシアは戦争できっこないと甘く見たんだよね」「無視されたプーチンは怒って、実際にNATOに加盟されたら困るから、これで(戦争を)始めたんですよ」と分析。

「だから、戦争を始めた責任はもちろんプーチンにあるんだけど、止められなかった責任の3割4割はアメリカにあると思ってる」として、アメリカの責任論を展開するのだった。

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

次ページ
■【動画】「無視されたプーチンは怒って…」
政治アメリカYouTubeロシアプーチン大統領田原総一朗ウクライナ毒蝮三太夫ウクライナ戦争マムちゃんねる
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング