年末年始のテレビ特番は面白い? テレビ局の「コア視聴率狙い」の行方は…
『NHK紅白歌合戦』の若者シフトも話題となったが、年末年始の特別番組への世間の評価は…。
大晦日の『NHK紅白歌合戦』や格闘技、新年の箱根駅伝など、いつもとは違う華やかな番組が放送される年末年始のテレビ。一方、どのチャンネルを見ても着物を着た芸能人がお祭り騒ぎのような雰囲気で出演しているものも多く、やや食傷気味に感じている人もいるかもしれない。
普段の番組と年末年始の特番、世間はどちらが面白いと考えているのだろうか。
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■「普段より面白い」は2割
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000を対象に調査したところ、「年末年始のTV特番は普段より面白い」と答えた人は22.7%。「普段と同じ」と答えた割合が最も高く39.7%。「普段より面白くない」と答えた人がそれに次いで37.6%だった。
一見、いつもの番組編成よりは、やや劣勢といった評価だろうか。
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■中高年は不満?
今回の調査結果を男女年代別で見てみると、興味深い傾向も判明した。「普段より面白くない」と答えた人が最も多かったのは60代女性で52.4%。一方、10〜20代では最も少なく、わずか9.0%。
全体的に見て、年代が上がるほど「普段より面白くない」と答える人が増えるようだ。
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■コア視聴率を意識か
紅白歌合戦が「若者シフト」していることも賛否を呼んだが、テレビ局は今、世帯視聴率から個人視聴率へ、中でも広告ターゲットとして最も価値が高い13〜49歳男女を指す「コア視聴率」を意識した番組作りを進めている。
高齢層にはやや物足りなく感じるかもしれないが、若い世代の心をつかめるとしたら「狙い通り」とも言えるだろう。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)