おせち料理、「作る派 vs 買う派」を大調査 30代以下では5割が…
お正月にはつきもののおせち料理。現代人は作るのか買うのか、はたまた…。
お正月料理の定番である「おせち」。元々は、1年に5回ある節句(1月7日:人日〜じんじつ〜/3月3日:上巳〜じょうし〜/5月5日:端午〜たんご〜/7月7日:七夕〜しちせき〜/9月9日:重陽〜ちょうよう〜)の祝いとして食べられていた特別な料理で、今は正月だけに残っている。
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■レストランやデパ地下でも
忙しい年の瀬が終わり、正月くらいは台所に立たなくてよいよう、保存食の意味合いもあるおせち料理。そのため、しっかりと火を通し、甘く塩辛い味付けのものが多い。
近年は、レストランやデパートなどが、ローストビーフなど華やかで現代的なメニューを取り入れおせちをアレンジしている。一方、伝統的なおせち料理はちゃんと作ると一つひとつが手間もかかるもの。現代人はどのように対応しているのだろうか。
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■作る人は4割弱
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、最も多かった答えは、「作りも購入もしない」というもので、42.6%。4割以上は「おせち離れ」していることがわかった。
次いで、「ごく一部は作る」という人が25.6%。黒豆の煮物やくりきんとんなど、おせち料理の中でもそれぞれの家庭で人気メニューだけ作るというのは、たしかに賢いやり方だ。それより多くの品数を作る人はわずか11.9%。すべて購入する人は19.9%だった。
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■30代以下は5割近くが…
このおせち離れ、予想通りだが、年齢とともに深刻になるようだ。作りも購入もしない人の割合が最も高いのは、10〜20代で49.4%。30代が47.6%で続く。30代以下では、じつに5割近くがおせち料理に全く触れないお正月を過ごしていることになる。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)