京浜東北快速はなぜ「新橋・有楽町」すっ飛ばすのか 全サラリーマンの疑問にJRが回答
東京のサラリーマンであれば、誰もが一度は経験したことがある失敗。その背景となる「存在」についてJRに話を聞くと…。
忙しい現代人にとって、電車の「快速」運行はありがたい存在。しかし、都内近郊に勤めた経験のあるサラリーマンであれば、誰しも「快速」をめぐる先入観から失敗をやらかしたことがあるだろう。
一体、どのようなミスかというと…。
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■「東京を代表する路線」といえば…
都内近郊を走るJRの代表的な路線といえば、やはり黄緑色の山手線。ほんの2、3分待つだけで次の列車がやって来る点や、通勤時間帯の混み具合など、あらゆる点で「東京を代表する路線」と呼んで差し支えないはず。
そんな山手線を支える相棒的存在が、水色のラインカラーがトレードマークの京浜東北線である。京浜東北線は「上野」「東京」「品川」など、山手線と共通する停車駅を持ちつつも、埼玉県「大宮駅」から神奈川県「横浜駅」までを結び、横浜駅以降は「根岸線」として「大船駅」まで運行するため、明確に山手線とは差別化がなされている。
しかし前出のように「山手線と共通する停車駅を複数持つ」という点が非常に重要で、同線がなければ山手線車内の混雑具合は、とんでもないことになっていただろう。
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■「ふたりはプリキュア」に匹敵の安定感
忙しない都内サラリーマンたちを支える「2本刀」的存在な両線。
加えて京浜東北線は10時半から15時半ごろにかけての運行中は「快速」となっており、目的地までスピーディーな移動が可能に。もちろんこれは「山手線と共通する停車駅を持つ」からこそできる芸当であり、京浜東北線快速が停まらない駅を目指す際は、山手線を利用すれば良いのだ。
こうした快速運行は「主要な駅」「利用者が多い駅」に停車するのがセオリーなため「最寄駅に快速電車が停まるか否か」を物件選びの基準にする人も少なくないだろう。
しかし、長年に渡って京浜東北線ユーザーが疑問を感じている事象が存在するのだ。そう、それこそが「京浜東北線快速、なぜか有楽町と新橋停まらない問題」である…。
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■「新橋に停まらないのバグだと思う」
前出の通り、快速は「主要且つ利用者が多い駅」に停車するイメージが強い。さらに有楽町、新橋といえば、テレビ等で使用されるインタビューが盛んに行なわれている土地であり、両駅に降りたことがない人でも、駅前の広場でサラリーマンがインタビューに応えている映像を観た経験があるだろう。
そんな「サラリーマンの聖地」とも呼ぶべき有楽町駅、新橋駅には当然、快速電車も停まるだろう…と思いきや、無情にも京浜東北線快速は両駅をすっ飛ばしてしまうのだ。記者も新卒時代は「田町駅」付近の企業に勤めており、有楽町や新橋を目指す際に、前出の先入観から来る降車失敗を何度かやらかしたものであった。
というか日中帯に有楽町、新橋を訪れる機会自体がそもそも少ないため、たまに乗り換えで利用しようとすると、今だにやらかしてしまう…。
なお、試しにツイッターで「新橋」「快速」でツイート検索をすると、やはり「いつも思うけど、京浜東北快速はなぜ、有楽町と新橋を飛ばすのか?」「快速で新橋に停まらないの、バグだと思う」「普段、朝と夕方しか京浜乗らないから、快速が新橋停まらないの初めて知った…」などなど、戸惑いの声が多数確認できる。