村上宗隆選手の三冠王を落合博満氏が称賛 メディア報道には苦言も
村上宗隆選手の三冠王について、経験者の落合博満氏が称賛。メディア報道に苦言も。
元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏が、2022年にセ・リーグ三冠王となった東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手について語った。
■落合氏が村上選手の三冠王を称賛
村上選手の三冠王について質問された落合氏は「途中経過から行けばとる可能性は大だったね」と指摘する。
スタッフからの「首位打者と打点王は初受賞だったんですけども」という質問には「そうなんだ。3つ揃えるのは大変なことだから。それは大したもんですよ」と称賛した。
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■「打率が1番難しい」
落合氏は首位打者獲得について「ホームランと打点はダントツで引き離しているわけだから。残されてるのは打率しかなかったわけだからね。それを3厘か4厘差でとったっていうことは、素晴らしいことですよ」と語る。
さらに「打率が1番難しいと思う。争う選手が多いだけにね。ホームランバッターじゃなくても、打率をとる確率っていうのは、非常に高いんであって。それをとったっていうのはね、そういう年なんだろうね」とコメントした。
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■メディアの報道を疑問視
村上選手が王貞治氏の1シーズン55ホームランを超えたことについて感想を求められると、「バレンティンが60本打っているわけだから。そんなに騒ぐことではないんじゃないのかなとは思ったよ」と指摘。
さらに「61本行くんであれば、それは凄いなっていうけど、なぜそんなに55本にこだわったのか?」とメディアの報道を疑問視する。
スタッフは「落合さんだからたぶん言える言葉。なかなか50本も打てないと思うんです」と言葉をかけると「その上に60本がいるわけだから、なぜそんなに王さんの記録を抜いたからって、日本中が騒いだのか、よくわかんないんだよね」と話した。
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■「外国人を含めなきゃ…」
さらに落合氏は「それは日本選手っていうだけのことでしょ。外国人を含めなきゃ、日本の球界は成り立たないわけだから。そういう意味では、認識を改めなきゃいけないんじゃないかなとは思うけどね」とコメント。
村上選手の来季については「今年は今年でこれで終わりで、来年のことはまだ始まってないわけだから、来年のことは言っちゃいけないですよ」と話していた。