重力無視のキック！　プロレスラー渾身の「ドロップキック」の神ショット写真が話題に

今ツイッターでは、あるプロレスラーの凄すぎるドロップキックの瞬間を捕らえた写真が話題になっている。

【話題の画像】あまりの水平さに目を疑う…プロレスラーと写真家の凄技に脱帽

 

■まさに奇跡の一瞬

「あまりに水平なので撮った自分でさえクソコラを疑いたくなるほど。」とコメントを添え、2022年12月11日に後楽園ホールで開催された、プロレスリングBASARAの試合の写真を投稿したのは、ツイッターユーザーのさかやきさん。

水平に写っているのは、選手の阿部史典さん。一見、横に寝たまま浮かんできたかのようなポージングがあまりに素晴らしく、確かに一見コラ画像にも思えてしまう。

だがその前に、このドロップキックを出せる時点でまず超人すぎるし、相手にもかなりのダメージを食らわせたはず。最強の技として、会場を大いに沸かせたに違いない。

そして、この奇跡の一瞬をカメラに収めた、さかやきさんのカメラスキルの高さ…。阿部選手と、さかやきさんのどちらにも、大きな拍手を送りたい…！

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■「空から降りてきたシータの様」

阿部選手が繰り出した、あまりに水平で姿勢の良さも抜群なドロップキック。この奇跡の瞬間を収めた今回の写真に、心を掴まれたツイッターユーザーは数多く、ネットでは「これは凄い」「横にすると完全に顔に直立しているように見えて面白いw」「重力を無効化している！」と驚きの声が続々。

また「コラにしか見えん笑」「実際の光景？」など、あまりの凄技っぷりに本当の写真かどうか半信半疑の声も。

さらには、この写真を見て思い出した「水平に浮かんだ瞬間を捕らえた画像」を載せるユーザーも多かった。

記者は、そんな凄技の瞬間をカメラに収めた投稿者・さかやきさんを取材した！

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■ドロップキックを見事に撮影

今回の写真の試合は、12月11日に後楽園ホールで開催されたプロレスリングBASARAの試合のメインイベントである「ユニオンMAX選手権試合」。挑戦者・阿部史典選手と対峙したのは、王者・木髙イサミ選手だった。

結果は第17代王者が3度目の防衛を成し遂げるという結果だったが、団体のチャンピオンを決める試合だったこともあり、非常に白熱した試合となった。

さかやきさんが、今回の写真を撮った時の周囲の反応はどうだったのか。

「阿部選手はここぞというタイミングでこのドロップキックを放つのですが、試合終盤のかなり消耗している状態でもこの高さと空中姿勢の美しさを見せてくれたので客席からは「うおお！」と歓声が上がりました」

ただ、さかやきさん自身は、試合を真剣に見て撮影することに集中していたため、この瞬間を撮れたこと自体は、あまり覚えていなかったようで…。

「自宅のPCで見返して「これだったらSNSに載せてもいいかな」程度の写真だったので反響が大きく驚いています」

何気なく投稿した写真が、まさかの大バズりになったのだった。

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■仲間に触発され写真の道へ

さかやきさんがプロレスの試合の撮影を本格的に始めたのは、2017年の秋頃。

「それ以前はスマホで撮影していたのですが、やはりスマホでは限界があるのと、SNSに流れてくるファンの方たちが撮影した高クオリティな写真に衝撃を受け『自分もやってみたい！』と思ったのがきっかけでした。」

また、同時期にプロレスを通じて仲良くなった友人の存在も大きい。

「その友人はSNSに選手のイラストを描いて投稿していました。私自身は絵を描くことが苦手だったので『彼が絵を頑張るなら僕は写真を頑張ろう』と思ったことも写真にハマるきっかけでした。」

そんなさかやきさんが語るプロレス試合撮影の醍醐味とは何なのか。

「プロレスは四方から見ることの出来るスポーツですので、どの方角から撮るかによって同じ場面を撮影しても印象は変わりますし、撮影者の好みによって写真の個性は変わっていきます。その違いが面白いなと思います」

投稿がバズったことで、阿部選手本人も喜びの声をツイートするなど、大きな反響となった今回の写真。特にプロレスファン以外の方からの反響が大きかったことは、さかやきさん自身、意外だったようだ。

「たった１人でも良いので私のこの写真を見て『プロレスラーってすごい！プロレス見てみたい！』と思って会場に足を運んでくれる方がいてくれたらプロレスファン冥利に尽きます」

阿部選手の奇跡の一瞬を、大きなプロレス愛をもって激写したさかやきさん。今回の写真をきっかけに、プロレスの面白さが世に広まり、興味関心を持つプロレスファンが増えることを願う。