田原総一朗氏、2022年の三大事件を回顧 「僕にとって絶対に許せない」

今年もあとわずかとなった30日、ジャーナリストの田原総一朗氏が2022年を総括。衝撃的だった3つの出来事とは…。

2022/12/30 17:10


田原総一朗

ジャーナリストの田原総一朗氏が、30日に自身公式サイトのブログを更新。2022年の総括として、今年起きた3つの衝撃事件を振り返った。



■「21世紀にこんな戦争が始まるとは…」

田原氏は年末にあたってこの1年を振り返り、まずは2月に起きたロシアのウクライナ侵攻に言及。

10ヶ月が経った今なお出口が見えない泥沼に、「21世紀にこんな戦争が始まるとは…」「人間は歴史に学ばないのか。いつまで過ちを繰り返すのか」など、戦争経験者として悲痛な思いを見せた。


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■続いては安倍氏銃撃事件

続いて挙げたのは、7月に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件。

何度も取材した生前の安倍氏を、「僕とは考えの違いは多々あったが、会えば真剣に話し合うことができた」と偲んだ。

続いて、「犯人の動機から、次第に旧統一教会問題が浮き彫りになった」と、銃撃事件の背景になった宗教2世問題にも触れる。


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■安倍氏に続き宮台教授も…

だが、この動機には「しかし、やはりこれだけは言いたい。どんなに社会への不満があっても、暴力を手段としては絶対にいけない」と苦言。

「僕は何度でも、そう訴えようとあらためて誓った」と続け、ジャーナリストとしての矜持を改めて示した。

しかし、この誓いをあざ笑うかのように、11月には社会学者・宮台真司教授が切りつけられる事件が発生。田原氏は「僕にとって絶対に許せない事件」として、この件に触れていく。


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■「それでも日本人を、人間を信じたい」

宮台教授と関わりの深い田原氏は、「宮台さんも僕も、覚悟を持って言論活動をしている。それに対してもし反対意見や、異議があるのならば、暴力ではなく『言論』で闘うべきではないか」と主張。

言論の重要性を重ねて主張し、最後は「衝撃的な事件が続いた2022年だったが、僕はそれでも日本人を、人間を信じたい」と良心に訴えかけたのだった。

年明け直後には、『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)元日SPで司会を務める田原氏。番組でも、こうした思いの丈が語られそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太

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