ひろゆき、ホリエモン、三浦瑠麗など…　インフルエンサーの微妙な空気

 

■ひろゆき、ホリエモン、三浦瑠麗の共通点は…

そして、ひろゆきさんにもホリエモンさんにも三浦瑠麗さんにも顕著にみられる傾向は、10代20代からは好感度を稼ぐことはできても、30代40代になってくるとぐっと好感度も信頼度も落としている点は重要です。

言い方として適切ではないかもしれませんが、インフルエンサーとして著名になることはできても「まだモノを知らない若い人と、一部の馬鹿からしか評価されない」という点は明確に見えてくるところはあります。

特に、知名度の高いガーシーさんがYouTubeから客をかき集めてここ3年で急激に知名度を引き揚げたのに対し、若い人から知られていない津田大介さんはYouTubeよりもテレビその他のオールドメディアでの接触から知ったという割合が多く、ホリエモンさんも知名度の源泉はテレビ出演がメインだったことが分かります。

年寄りが主な視聴層のテレビで知名度を稼いでも、若い人が見るネットメディアでの価値のある露出が減ると、見た目の知名度は高くても全体的にパワーレートは下がっていきます。

言わば、津田さんやホリエモンさんはファンと一緒に歳を取って、客離れを起こしオワコン化が進んできていると感じられます。

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■女性全体で見ると圧倒的

ガーシーさんを知っていてフォローしている人の割合は割と低く、どうもいちいちガーシーさんは観に行かないようですが、極端に嫌われ、信用されていないことが分かります。

ガーシーさんが暴露YouTubeを始めたころは「好き」が「嫌い」を大きく上回り、信頼しているレートも高かったことを考えると、参議院選挙比例選挙区にNHK党から出馬して無事勝ったあたりがガーシーさんのピークだったとも言えます。

女性全体で見ると、ガーシーさんを「どちらかと言えば嫌い」35.7％、「とても嫌い」42.9％と圧倒的な嫌われ振りは特徴的で、世の中的には、まあもういいのでしょう。

他方、ホリエモンさんを知ったキッカケは圧倒的にテレビで84.2％と高く、彼を「とても信頼している」が2.3％に対して「どちらかと言えば信頼していない」23.3％「まったく信頼していない」16.6％と、全体で見るとホリエモンさんの言ってることは信頼されてません。

さらに「どちらかと言えば嫌い」30.6％「とても嫌い」16.0％と、ある意味でガーシーさんの拡張版のようなスコアになっているのが印象的です。炎上し続けて、注目を浴びて、嫌われ続けて現在まで来ている堀江貴文一代の積み上げてきたものを見上げる気がします。

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■50人に1人はもの凄く好き

今回、紅一点で三浦瑠麗さんを取り上げていますが、割と知られているかと思ったら意外とみんなどうでもいいと思っているようで、知名度のところでいきなり微妙なラインとなりました。

結構メディアに出てると思うけど、お前ら知らんのかい三浦瑠麗…。ただ、刺さってる層には刺さってるのか、知っている人の中で三浦瑠麗さんをフォローしている人は1.4％で、この手の知識人系有名人の中では悪くありません。

三浦瑠麗さんも「どちらかと言えば嫌い」23.0％「とても嫌い」17.0％と「とても好き」2.1％をはるかに上回る嫌われ振りを発揮していますが、信頼しているかで言うと「とても信頼している」2.8％「どちらかというと信頼している」18.4％で嫌いだけど信頼しているというモードであり、おそらく日本人の50人に一人はもの凄く三浦瑠麗さんファンがおるという話になります。

その意味では、ホリエモンさんも三浦瑠麗さんも炎上して嫌われてファンを集めつつ、50人に一人の割合で好いてくれる人のために生きているという点で、認知バイアスを使った焼き畑農法を扱う農家であると言えます。