立川志らく、神田伯山に“談志襲名”勧められ…　「その気はまったくない」

31日深夜放送『復活！言いたい放だい 元日SP』（TOKYO MX）で落語家・立川志らくと講談師・神田伯山が赤裸々トークを展開。伯山から「立川談志襲名」を勧められた志らくが、本心を漏らした。

 

■立川談志さんの番組

2004年から2008年まで、亡くなった落語家・七代目（自称は五代目）立川談志さんと放送作家・野末陳平さんが出演していた『談志・陳平の言いたい放だい』（TOKYO MX）。

談志さんの没後10年に合わせて2021年11月に復活した同番組の第2弾が今回の放送で、伯山と志らくが息の合った毒舌トークを展開していった。

関連記事：立川志らく、『ひるおび』欠席の理由を明かす　「もうだいぶ治りました」

 

■伯山が気になるのは…

そのなかで、談志さんの大ファン・伯山は「今年は立川流40周年ということで、どうですか？　談志っていう名前がずっと無くなるっていうのは惜しいような気がするんですが、1ファンとしては」と談志さんの弟子でもある志らくに尋ねる。

志らくは、落語界のほかの大名跡も含めて「誰かがあとを継ぐべき」との意見が世間にあると指摘した上で、「（談志を襲名する）その気はまったくない」と主張。「若いころは多少あったけど、いまはもうまったく、談志という名前を継ぎたいっていうのは…」と本音を漏らす。

関連記事：立川志らく、ヤフコメ“携帯番号必須化“に持論　誹謗中傷に「家族も傷つく」

 

■ニュースになる？

「長嶋茂雄や渥美清の名前を継ぐような感じがするの。現代に渥美清が出てきたなら『なに？』でしょ？」と「立川談志」という名は七代目の物だと志らくは持論を展開する。

伯山は「それは俺、今年、志らく師匠に言ってほしくなかったなぁ。超えてほしい、談志師匠を」と焚きつけたが、志らくは「ムリ」と即答。

「全然面白くないじゃないですか、テレビが」「『超える』って言い切ったほうが、なんかかわいいじゃないですか」と食い下がる伯山に、志らくは「俺が『談志を超える』って言ったらYahoo!ニュースになるもん」と苦笑した。

関連記事：神田伯山、自身の恐怖体験を語る　自宅前に置かれたのは1メートル級の…

 

■立川談志を継ぐべきは…

「圧倒的な名前を継ぐことで、志らくって名前に留まらないでほしい。談志を継いでほしい」と説得した伯山だが、志らくは「継がない」と取り合わない。そのうえで兄弟子の立川談春が継げば「だれも文句言わないすよ」と分析した。

落語ファンにとっても貴重なエピソードが語られたこの日。視聴者も「志らくと伯山、本当によいコンビですね」「伯山師匠の歯に衣着せぬ発言。面白いけど見てる方がヒヤヒヤするわ」と楽しんでいる。

・合わせて読みたい→神田伯山、自身の恐怖体験を語る　自宅前に置かれたのは1メートル級の…

（文／Sirabee 編集部・サバマサシ）