岸田文雄首相の“異次元の少子化対策”に内山信二が異議 「これで本腰なのか…」
岸田首相が標榜した異次元の子育て支援に内山信二が「なんにも異次元じゃない」とバッサリ。
10日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、岸田文雄首相が念頭の記者会見で表明した「異次元の少子化対策」を内山信二がバッサリと斬った。
■岸田首相が異次元の少子化対策を標榜
番組は岸田首相が念頭の記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦し、若い世代から政府がようやく本気になったと思っていただけるような構造を実現するべく、改革を進めてもらいます」と発言したニュースを取り上げる。
同首相は「異次元の少子化対策の3本柱」として、「児童手当などの経済的支援の強化」「学童保育や病児保育、産後ケアなどの支援拡充」「働き方改革の推進」を挙げたとのこと。
ただし財源についてはNHKのテレビ番組で「政策の推理を行ったうえで財源の議論を進める」とあいまいとも思える発言をしたことが紹介された。
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■内山信二がバッサリ
このニュースに内山は「どのへんが異次元なのかなっていうのを思っていて。子を持つ親としては正直、1人あたり3万円をもらうのは嬉しいですよ。ただ、これで子供を産もうというふうにならないと思う」と指摘する。
続けて「結局お金を配ったとして、また税金で集めるんでしょうって。誰が得するのかなと思って。本腰を入れたって言うわりには、ずっとこのようなこともやって来てたし。なんにも異次元じゃない」とコメント。
そして「これで本腰なのかっていうと。正直、変わらないのかなあって、思いますよね」と岸田首相の少子化対策をバッサリと斬った。
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■金子恵美も持論
金子恵美も「やってきたことなんですよ。たしかに、少子化対策はずっとやってきたところの、異次元。次元を変えるという、意気込みっていうかね」と話す。
また、「今年2023年、岸田は成果を出すぞっていうことの1つとして、少子化対策というのを出したんだと思います」と持論を展開した。
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■子育てがしやすい国だと思う人は少数
岸田首相が語った「異次元の少子化対策」。期待の声がある一方で、内山のように「今までやってきたことと変わらない」という指摘も。
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に実施した調査で「日本は子育てがしやすい国だと思う」と答えた人は27.0%。「子育てがしにくい」と感じている人が多いことがわかっている。
財源が不透明な状態で掲げられた「異次元の少子化対策」。どのような形で、実を結ぶのだろうか。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1732名(有効回答数)