高齢夫が認知症の妻を殺害し自殺 「もしものときは一緒に」決意の末に…

結婚から60年以上。夫は弱った妻と死ぬことを決め…。

2023/01/12 07:00

老夫婦・高齢者夫婦

10代で知り合いゴールイン。長いあいだ寄り添いあった妻を殺し自らの命を絶った夫について、『The Mirror』などイギリスのメディアが伝えた。



 

■長く続いた幸せな暮らし

昨年の4月、遺体となって発見された夫婦の死因審問がこのほど開かれた。イギリス・ノーフォークで暮らしていた夫婦は、当時どちらも83歳。出会ったのはまだ10代の頃だったが大恋愛を経て1960年に結婚し、3人の息子を育てあげてからも仲良く暮らしていた。

そんな夫婦の生活が変化したのは、今から数年前のこと。妻が認知症を患い、どんどん弱っていったのだ。


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■介護が必要な状態に

なかなか体を動かすことができず、はっきりとは話すこともできない。視力も低下し認知症も進行した妻は要介護となり、人の助けがなくては生きていけない状態になってしまった。

「妻を介護施設に入所させるか、それとも住み込みの介護士を雇うか…」。そう悩んだ結果、夫は介護士の力を借りて妻を自宅で世話することにした。


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■決意を明かしていた夫婦

介護士のことは信頼していたらしく、夫婦は色々な話をしていたようだ。「もし私たちに何かあったら、一緒に死ぬつもり」。そんな話もしていた夫婦の自宅に救急隊が行き遺体を発見したのは、昨年4月4日午後7時18分のことだった。

すぐに確認したが妻のほうは頭に重傷を負って死んでおり、夫のほうは脚に大きな傷を負いやはり息絶えていた。


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■近隣住民からも悲しみの声

夫婦の家に何者かが押し入った形跡はなかったため、第三者の関与はありえないと断定。夫が妻を殺害し、その後に自殺したと検視官は判断した。

この事件について、当局は「本当に悲しいことです」とコメント。「お互いに深く思い合っていたのは間違いありません」「奥様の健康状態が悪化するなか、ご主人は全力で尽くしていたのです」とも話している。

なお同夫婦はとても優しく、フレンドリーな性格だったという。地域でも多くの人に慕われていたもようで、悲しい結末を知った住民からは「深い悲しみに暮れています」という声が上がっていた。

介護に協力する家族が近くで暮らしていたのかなど、死に至る直前の状況については報じられていない。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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