しまじろう公式ソング、全国のDJに衝撃与える 「真の英才教育」と話題に…
エモい気分で「しまじろう」の動画を観ていたら…。突如流れ出した音楽に、驚きの声が上がっているのだ。
久しぶりに会った知人の思わぬイメチェンに驚かされた経験は、誰しも一度はあるはず。
なお現在ツイッター上では「こどもちゃれんじ」のキャラクター・しまじろうの「意外すぎるイメチェン」に、驚きの声が多数寄せられているのをご存知だろうか。
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■「MAD動画」と思いきや…
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・Qさんが投稿した1件のツイート。
「ビート間違えてるだろこれw」と意味深な1文が綴られた投稿には、しまじろうと仲間たちがバスに乗った動画が添えられており、再生するとピアノの音が流れ出す。
ピアノでしっとりしたメロディを聴かせるアニメなのかなと思いきや…バスの横を救急車が通過すると、曲調が一変。ヒップホップで使用されるような軽快なビートが流れ、それに合わせ「はたらく車」をモチーフにした歌が歌われ始めたのだった。
そのギャップから、既存の動画や音声を切り貼りして作成した「MAD動画」を連想するかもしれないが…こちらは「こどもちゃれんじ」公式が公開した、由緒正しき「公式ソング」なのだ。
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■「英才教育」と称賛の嵐
「ヒップホップのビートに合わせてしまじろうがノリまくる」という、あまりにクールすぎる光景はツイッター上で大きな話題を呼んでおり、件のツイートは投稿からわずか数日で6,000件以上ものRTを記録。
特にクラブ系ミュージックやヒップホップを愛好する人々に衝撃を与えており、「ばりばりヒップホップのビートなの笑いました」「こんなに重低音のスゴい童謡、聴いたことない」「これもうヒップホップの英才教育だろ」「このサウンドはクセになる」などなど、反響のリプライが続出する事態に。
なお、同楽曲は子供達のハートもがっしり掴んでいるようで、パパママツイッターユーザーからは「2歳の息子がお気に入りで、毎日鬼のようにリピしてます」「うちの子もノリノリで歌いながら聴いてる、大好きな曲!」といった声も多数確認できたのだ。
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■しまじろうの楽曲といえば…
日頃からヒップホップを愛聴しているツイート投稿主・Qさんは、投稿の経緯について「YouTubeで『ハッピー・ジャムジャム』を観ていて、ノスタルジーに浸っていた折に関連動画で表示されたものを再生すると、幼児向けの音楽に明らかにトラップビートが使用されていることから、面白さを感じて投稿しました」と振り返っている。
「トラップビート」はハーフテンポのドラムパターン、ハイハットロールと3連符を基調としたビートを指し、前出のようにヒップホップ界隈で愛されているのだ。
Qさんは「幼児向けの音楽なのにこのビートというギャップがスゴいです。あと質が良く、普通に楽曲として聴けちゃうビートである点や、気が付かないうちにトラップが日本でも身近に使用されていた点も面白く思いました」とも熱く語っており、ヒップホップ愛好家をも満足させるクオリティであることが窺える。
…しかしアラサー世代の記者の記憶では、しまじろうの楽曲といえば「スキスキスキスキ スキップ」から始まるアニメOPか、中毒性抜群な『ハッピー・ジャムジャム』の2択であり、どちらもヒップホップの要素は全く感じられない。
果たして現代のしまじろうに一体何が起こっているのか…。真相を解明すべく、今回は「こどもちゃれんじ」を展開する企業・ベネッセに詳しい話を聞いてみることに。すると、令和のしまじろうをめぐる「驚きの事実」が多数明らかになったのだ。