40代の父親が女性に転向 「虐待受ける娘たちを元妻から取り戻すため」

娘のためを思った父親だが、その行動にはトランスジェンダーから批判の声もあがっている。

2023/01/13 15:00

鏡を見る男性

離婚する際は、財産分与や親権など、多少なりとも揉め事が生じるもの。国が違えばそのあたりの法律も違ってくる。そんな中、エクアドルのある父親の思い切った行動が世間を驚かせていることを、アメリカの『FOX NEWS』やインドの『NEWS 18』が報じた。



 

■離婚で子供たちは母親側へ

話題となっているのは、エクアドルに住むレネ・サリナス・ラモスさん(47)。2人の娘をなした元妻とは数ヶ月前に離婚した。

エクアドルでは、親の離婚理由を問わず子供たちは必ず母親の側に引き取られ、父親は金銭的な養育者でしかなくなる。「男性はかなり不利なんです」と不満を漏らすレネさんは、ある日、娘たちが母親から虐待されていることを知った。


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■自分が女性になり、母親になれば…

しっかりと養育費を払っているにもかかわらず、5ヶ月間も子供たちに会わせてもらえなかったレネさんは「自分が女性になれば、母親を名乗ることができる」と思いついた。

エクアドルでは2015年、公的書類で性別および出生時の名前の変更が可能になる法律が可決され、2016年から施行されていた。レネさんは「私の行動は愛情の証。娘たちに少しでも証明できれば」とメディアに話している。


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■「母親の愛情と保護を娘たちに」

先月30日、クエンカ市の住民登録事務所で女性に性別を変更する手続きを行ったレネさん。外見上はごく普通の男性だが、現在の身分証明書の性別欄には「女性」と記されている。

「求めていたのは、母親として娘たちに愛情と保護を与えること。よき母親になる自信があります」と語っているが、元妻との親権争いは避けられなかった。解決するまで娘たちは元妻と過ごさなければならず、一刻も早い親権獲得を望んでいるそうだ。


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■一部では批判の声も

レネさんは、エクアドルで親権争いのために性別変更を行った初めての男性であり、この件が報じられると、性的マイノリティの人々から反発の声が上がった。

トランスジェンダーに関する法改正を訴えてきた活動家で議員でもあるダイアン・ロドリゲスさんは、「親権獲得という目的はプライベートなもので、性別変更の主旨がおかしい」と批判。トランスジェンダーが性別変更の自由を求めても現時点ではまず認められないといい、不満が募っているという。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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