女子高校生が毒蛇被害で30分後に死亡 「何かに噛まれた」と教室で悲鳴あげ…
教室で想定外の出来事が…。両親は悲しみに暮れている。
座っていた女子生徒がいきなり蛇に噛まれ、ショックを受けて絶叫。病院に搬送しようとしたが間に合わず悲しい結果になったことを、『New York Post』など海外メディアが伝えた。
■教室で響いた生徒の悲鳴
ジンバブエの高校に通っていたメロディ・チプトゥラさん(17)が、先日スポーツ活動に取り組んだあと教室へ。しばらくすると、いきなり「何かに噛まれた」と叫び出した。
メロディさんの太ももを噛んだのは、なんと蛇だった。気づいた生徒たち数名はパニックに陥り、窓から飛び出し必死に逃げたという。だが何人かは教室に残り、蛇をつかまえて殺すことに成功した。
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■最悪の事態に…
学校職員が病院に連絡したところ、「メロディさんをすぐに連れてきてほしい」「蛇も持ってきてください」と言われたそうだ。
メロディさんの両親も連絡を受けて病院に急いだが、到着前にメロディさんは死亡。蛇に噛まれた約30分後のことだった。そしてメロディさんを噛んだのは、ブラックマンバと呼ばれる毒蛇だったという。
娘に先立たれた両親はメディアの取材に応じ、「つらく受け入れがたいことです」「娘は学校が大好きでした」「将来は心理学者になりたいと望んでいたのに…」と語り、悲しみをにじませた。
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■「良い子でした」と校長がコメント
メロディさんの死亡を経て、校長は「素直で礼儀正しい生徒でした」とコメント。調理や配膳の補助をしてくれていたとも語り、メロディさんを偲んだ。
当局によると、蛇は何者かに襲われて道路に迷い出たあと、校内に入った可能性が高いという。学校のリスク管理が不十分だったことから、今後は改善する必要があると考えているそうだ。
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■蛇の目撃情報は日本の学校でも…
日本の学校・校庭にも、たまにだが蛇が出ることがある。毒がある、ないにかかわらず、「蛇が怖い」という児童・生徒は多い。怪我などを防止するためにも、被害が出る前に対策を講じておく必要がある。
蛇の餌になるネズミなどがいれば駆除する、草刈りなどを徹底しておくといった予防策もあるが、完全にシャットアウトするのは困難だ。蛇が多い地域にある学校においては、必要に応じて駆除業者に入ってもらっておくほうが良い。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)