松下奈緒、『エゴン・シーレ展』の絵にパワーを吸われた? 「どっと疲れが…」
松下奈緒が「エゴン・シーレ展」内覧会に登場。あまりに強い絵の力に、思わず…。
女優の松下奈緒が25日、東京・上野の東京都美術館で行われた『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』の内覧会に登場。同展の魅力をアピールするとともに、自身のアート愛を炸裂させた。
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■あまりの絵の力に…
『エゴン・シーレ展』は、世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンに生き、28歳で亡くなったオーストリア人画家エゴン・シーレの生涯と作品を振り返る展覧会。
ナイーヴな感受性をもって自己を深く洞察し、ときに暴力的なまでの表現で人間の内面や性を生々しく描き出しているのが特徴で、一足先に展示を観た松下も「どっと疲れが来ますよね(笑)」と笑う。
「あれだけの絵の力があって、本当に至近距離で見せていただけて…。今のパワーを全部シーレに吸い取られたかのような気持ち。世界が明るく見えますね」と、作品の凄さを表現する。
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■シーレの絵は「癖になる」
2017年にはシーレ作品を多く所蔵するオーストリア・レオポルド美術館を訪問しており、「『この絵は、一体何を私に訴えかけているんだろう?』っていう。一度観ただけで理解するのはなかなか難しい、ハードルの高い絵だなと感じたのを覚えています」と振り返る。
その魅力を「絵を観てシーレを理解しようと思っても『簡単には見せないぞ』って言われる感じ。病みつきになる、癖になる絵が多い。彼自身もそういう人だったんだろうなって思いますね」と熱く解説。
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■おすすめは「自画像」
お気に入りの作品は、同展のポスターにも使用されている『ほおずきの実のある自画像』。
「色味が好きで、シーレにはこういうふうに花が見えていたんだろうなと思える。そして、ちょっと上から目線で何を考えているのかわからないような表情が好き」と笑顔を見せた。
『エゴン・シーレ展』は、4月9日(土)まで開催される。
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(文/Sirabee 編集部・たつき あつこ)