新型コロナ、すでに複数回感染している割合は… 年代によるバラつきも
国内では累計でおよそ4人に1人が感染している新型コロナウイルス。2回以上感染した人も調べてみると…。
厚生労働省の発表によれば、国内における新型コロナウイルス感染者数の累計は、32,251,054人(2023年1月25日現在)。ざっくり言うと、人口のおよそ4人に1人がすでに感染している計算となる。
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■複数回感染する人も
第8波の感染拡大が続き、感染者数がここまで増えると、1回だけでなく、2回、3回と感染する人も出始めている。芸能界でもお笑いコンビ・ミキの昴生が昨年7月の3度目のコロナ感染を発表。2回目の感染を公表した人はかなりの数にのぼる。
芸能界だと番組収録やイベントなどの都合からも感染が公表されるため状況がわかりやすいが、複数回感染は世間一般でも起きているはず。その実態について調べてみた。
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■4人に1人が1回以上感染
Sirabee編集部が、1月12日から14日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、新型コロナウイルスに「1回感染したことがある」と答えた人は全体の22.3%。2回以上感染経験がある人が3.0%だった。厚生労働省が発表しているデータとも近しい数字だ。
いまだ一度も感染していない人は74.7%に及び、ワクチン接種は進んでいるものの時間とともに効果が薄れるとされているため、集団免疫という観点からは厳しい状況だ。
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■40代までは感染率高い
なお、今回の調査結果においてではあるが、世代別に見るとバラつきも。10代から40代までは感染経験者が3割前後で推移し、30代では34.6%と最も高くなった。一方、50代以降は1割前後と大きく落ち込む。
第8波のただ中ではあるが、繁華街や飲食店などには比較的若い世代を中心にコロナ以前を思わせるような賑わいも見られる。オミクロン株は重症化率が低いことも知られているため、若い世代から行動様式が戻りつつあり、それが感染率の差に表れているのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)