父親の前科を知られ無職になった女性 「一生就職は無理?」と悩みを告白

家族の前科を伏せていたことで、契約の更新を拒否されてしまった。

2023/02/04 07:30

仕事・ストレス・外回り

父の前科を恥じてきた女性が、大事にしていた仕事を失うはめに。「家族に前科があるせいで、これからずっと就職できないのではないか」と思い悩むようになった。



 

■高齢者を狙った父親

海外で暮らす女性は、現在25歳。高齢者を介護する仕事に就いて、まじめに働いていた。そんな女性には、忘れたくても忘れられない悲しい過去がある。6年前に父親が犯罪に手を染め、実刑判決を受けたのだ。

父親は高齢者たちを騙し、「二重窓を取り付けるから」などと話して過大請求を連発。それがバレて逮捕され、刑務所に送られてしまったのだ。


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■親の過去が負い目に…

父親が弱い人からお金を騙し取ったと知り、「信じられない」という気持ちでいっぱいになった女性。父親は半年にわたる服役を経て釈放されたが、その後も父親の前科については常に「恥だ」と考え隠してきた。

そんななか、姉(28)が恋人(29)に父親の過去を暴露。この恋人はやけに口が軽く、秘密を守れるタイプではなかった。


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■上司に知られた秘密

姉の恋人は女性の上司と親しく、一緒に出かけることもある。少し前にも一緒に飲みに行き、調子に乗って女性の父親の過去を暴露してしまった。

その後ほどなくして女性の有期雇用契約の期間が満了し、更新が必要に。だが上司はそれに応じず、「家族の前科については君が私に直接言うべきだったと思う」「この職場にもう君は必要ない」と言い放ち、女性の契約更新を認めなかった。

「このままずっと無職なのかも…」という不安を抱える女性が、イギリスのメディア『The Sun』の悩み相談コーナーに投稿し、助言を求めた。


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■「家族の前科は気にするな」と助言

相談を受け付けた回答者は、「家族の前科について職場で明かす義務は、そもそもありません」と説明。またペラペラと秘密を暴露した姉の恋人を「トラブルメーカー」と判断し、これからはある程度の距離を保っておくほうが賢明だと助言している。

ちなみに「家族に前科者がいる」という人は、実は結構多いそうだ。就職活動中などに「バレたらヤバい」と悩む人もいるというが、実際に「家族に前科は?」と聞かれることはほぼないとのこと。しかし信用が重視される職業の場合は、調べられるケースもあるそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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