太田光、反社勢力の資金獲得に“ジレンマ”指摘 「また別の犯罪を…」
太田光の反社会勢力に関する疑問に、元警察官の回答は。
12日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に、爆笑問題の太田光がレギュラー出演。反社会勢力の排除によって、より活動が過激になるジレンマを指摘した。
■送還されたルフィ一味
番組はこの日、大きな話題となっている“ルフィ”を名乗る強盗グループメンバーの送還について、番組の冒頭から特集。
スタジオには元警察官の秋山博康氏、小川泰平氏が出演し、犯罪捜査や国際犯罪組織の内情など、さまざまな解説が行われていった。
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■「ジレンマがある」と…
こうした中、太田は「ジレンマがある」として、「暴力団の資金源を断つじゃないですか? そうすると暴力団の資金源がどんどんなくなる」と指摘。
「それだけに、また別の犯罪を発生させるっていうジレンマだと思うんだけど」「これはどういうふうに防いでいったらいいですか?」と小川氏にたずねた。
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■新たな手段が続発
小川氏は暴力団排除条例などによって、いわゆる“シノギ”での資金獲得がしづらくなったと指摘。
この代替手段として振り込め詐欺が台頭してきたことに触れると、「まさか警察がやると思っていなかったことをやり始めた」と述べ、ルフィ一味の強盗にも「今回も、これも後手になっちゃうんですけど、何をやるかわからない」と想定外だったことをにじませた。
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■現状は太田の懸念通り?
しかし、こうした現状には「やられたときには、非常に素早く対応しなきゃいけないんですけど『対応しなきゃいけない』って言いながら、振り込め詐欺も20年近く、これが実際にある」と嘆く場面も。
「未だに、何百億っていう被害がある、続いてるっていう現状がある」として、撲滅する難しさをにじませている。太田が懸念するように、新たな資金集めの犯罪がどんどん出てきているのが現状のようだ。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)